赤ちゃんが寝る前に泣くのはなぜ?夜泣きの原因や寝かしつけのコツを紹介
赤ちゃんが夜に泣き止まず、なかなか眠れないと悩む方は少なくありません。
多くの場合、赤ちゃんは泣くことで、ご家族に何かを訴えています。そのため泣き止まない原因を見つけて、的確に対処することが大切です。
今回は、赤ちゃんが寝る前に泣く原因や寝かしつけのコツを紹介します。
目次
赤ちゃんが寝る前に泣くのはなぜ?夜泣きの原因や寝かしつけのコツを紹介
赤ちゃんが寝る前に泣く原因
眠いけどなかなか眠れない
光や音の刺激を感じている
ご家族の焦りが伝わっている
お腹が空いている
オムツに不快感がある
鼻が詰まっている
赤ちゃんを寝かしつけるコツ
静かな環境を整える
日中の過ごし方を見直す
寝る前にスキンシップをとる
ご家族の方が寝たふりする
寝る前の習慣を決めておく
ねんねトレーニングをする
定期的に鼻掃除をおこなう
まとめ
赤ちゃんが寝る前に泣く原因
赤ちゃんが寝る前に泣き止まなくなるのは、さまざまな原因が考えられます。赤ちゃんが泣く原因がわかれば適切に対処できるので、すぐに眠りについてくれることも多いです。
赤ちゃんが寝る前に泣く原因には、次のようなものが挙げられます。
- 眠いけどなかなか眠れない
- 光や音の刺激を感じている
- ご家族の焦りが伝わっている
- お腹が空いている
- オムツに不快感がある
- 鼻が詰まっている
眠いけどなかなか眠れない
赤ちゃんが寝る前の理由として、眠いけどなかなか眠れない状態にあることが考えられます。たとえば、寝る目に音が鳴るオモチャで遊んだり、テレビを見たりすると興奮する赤ちゃんは多いです。
目が冴えてしまい、夜になかなか眠れなくなります。その状態を不快に感じて赤ちゃんは泣いてしまいます。赤ちゃんを興奮させないためにも、夜寝る前は落ち着いた環境で過ごすことが大切です。
光や音の刺激を感じている
赤ちゃんが泣いてしまうのは、光や音の刺激を敏感に察知していることが原因かもしれません。赤ちゃんは大人以上にデリケートで、部屋の明かりやご家族の方の足音など少しの刺激でも反応します。
また家の外から聞こえる車や電車の音、カーテンの隙間から差し込む月の光に反応する赤ちゃんもいます。赤ちゃんが寝るときは、光や音の刺激をできる限りなくす環境を整えることが大切です。
ご家族の焦りが伝わっている
赤ちゃんが夜に泣き止まないのは、ご家族の方の焦る気持ちが伝わっていることが考えられます。
大人たちは赤ちゃんが眠らないと、自分たちも睡眠を取れないので「早く寝てほしい!」「なぜ寝てくれないの?」と焦りがちです。このような心の焦りは赤ちゃんに伝わるため、泣き止みづらくなります。
お腹が空いている
赤ちゃんが泣き止まないのは、お腹が空いているのかもしれません。赤ちゃんは母乳やミルクが足りないと、すぐにお腹が空いてぐずり始めます。
特に母乳の場合、「今日はどのくらいの量を飲んだか」という把握が難しいことも多いです。明らかに飲む量が足りていない可能性があるので、もう一度授乳して見ることで解決できるかもしれません。
オムツに不快感がある
赤ちゃんが泣き止まない原因として、オムツが汚れていて不快感を訴えていることが考えられます。
オムツが濡れている状態は気持ち悪いので、赤ちゃんは安心して寝ることができません。赤ちゃんの肌はデリケートなので、濡れたオムツのまま放置すると肌荒れしてしまう場合もあります。快適に過ごせる環境を整えてあげる必要があるでしょう。
鼻が詰まっている
赤ちゃんが泣き止まない原因のひとつとして、鼻が詰まっていることが挙げられます。
母乳やミルクをあげたりオムツを交換したりしても泣き止まないなら、鼻づまりを起こしている可能性があります。特に新生児の場合は鼻に汚れが溜まりやすいため、鼻づまりを起こしやすいです。鼻づまりを起こしていないか確認してみましょう。もし詰まっていたら、鼻水吸引器やガーゼなどを利用し、取り除くことが大切です。
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赤ちゃんを寝かしつけるコツ
赤ちゃんは、少しの刺激や不快感で寝る前に泣いてしまうことがあります。しかし、寝る環境を整えてあげることでスムーズに寝てくれることも多いです。寝かしつけるコツには、次が挙げられます。
- 静かな環境を整える
- 日中の過ごし方を見直す
- 寝る前にスキンシップをとる
- ご家族の方が寝たふりする
- 寝る前の習慣を決めておく
- ねんねトレーニングをする
- 定期的に鼻掃除をおこなう
静かな環境を整える
赤ちゃんを寝かしつける前に、静かな環境を整えてあげることが大切です。たとえば、赤ちゃんが寝る寝室にオモチャがたくさんあると、遊びたい気持ちが湧いて寝ることができません。
遊ぶ場所と寝る場所は違うことを学んでもらうために、寝室にオモチャは置かないようにしましょう。また、赤ちゃんは光や音を敏感に察知します。外の音が聞こえにくい部屋を寝室にしたり、遮光カーテンをつけたりして安心できる環境を作りましょう。
日中の過ごし方を見直す
赤ちゃんをスムーズに寝かしつけるには、日中の過ごし方も重要です。大人と異なり、赤ちゃんの体内時計は未熟で自分で調整する力が未熟です。
朝起きる時間が遅かったり明るい部屋で昼寝をしたりすると、すぐに赤ちゃんの体内時計は狂います。赤ちゃんの日中の過ごし方を見直して、夜にスムーズに寝れる環境を整えてあげましょう。
寝る前にスキンシップをとる
赤ちゃんが興奮して寝られないようなら、スキンシップをとりましょう。赤ちゃんはご家族の方に触れることで、気持ちが落ち着きます。
また、スキンシップをとると幸せホルモンが分泌されるため、赤ちゃんの情緒が安定します。背中をポンポンしたりさすったりして気持ちを落ち着かせましょう。
ご家族の方が寝たふりする
どんな方法を試しても赤ちゃんが寝てくれないときは、ご家族の方が寝たふりをするのも有効です。
赤ちゃんによっては、まだだれかが遊んでくれると思い込んでいる場合があります。抱っこしても奇声を発したり暴れたりすることも。場合によっては周りの大人たちのイライラにつながるかもしれません。
そこでご家族の方が寝たふりをすることで、赤ちゃんが「もう寝る時間なんだ」と認識できます。自然と興奮が冷めて寝る体制に入ってくれるかもしれません。
寝る前の習慣を決めておく
赤ちゃんに寝る時間であることを認識してもらうために、寝る前の習慣を決めるのもおすすめです。たとえば、寝る時間を同じにしたり寝る前に同じ音楽を聞いたりしましょう。寝る時間を同じにすれば生活リズムが整い、決まった時間に寝てくれます。
毎日音楽を聴けば、「この曲が聴こえたら寝る時間だ」と赤ちゃんは認識します。音楽は、気持ちを落ち着かせてくれる優しい曲調を選びましょう。
ねんねトレーニングをする
赤ちゃんが寝てくれないときは、ねんねトレーニングを始めてみましょう。ねんねトレーニングとは、赤ちゃんが一人で寝られるように習慣づける訓練のことです。赤ちゃんの夜の授乳間隔が空いてきたころに始めるのが良いといわれています。
もし泣き出しても、抱っこしないで眠るまで見守ることも選択肢に入れましょう。毎日トレーニングすることで、一人で眠れるようになります。
定期的に鼻掃除をおこなう
鼻づまりで赤ちゃんが泣き止まなくなることも多いので、定期的に鼻掃除をおこないましょう。赤ちゃんは口呼吸ができないため、鼻が詰まると苦しくて泣いてしまいます。新生児用ピンセットや柔らかい布を使用して、鼻掃除をしてあげましょう。
赤ちゃんの鼻に入れるだけ吸引できる鼻吸い器を使うのもおすすめです。誰でも簡単にできるので、定期的なお手入れに最適です。
まとめ
赤ちゃんが夜に泣き止まない日々が続くと、ご家族の方は睡眠不足になります。赤ちゃんの夜泣きにストレスも溜まるので、焦って余計に寝かしつけに時間がかかることも少なくありません。
しかし、赤ちゃんが泣くのは、オムツが汚れていたりお腹が空いていたりなど明確な原因があることも多いです。どのような原因があるのか考えて、それに応じた対処法を試してみましょう。