赤ちゃんが舌を出すのはなぜ?原因と影響について解説

赤ちゃんがきょとんとした表情で舌を出しているのは、とても可愛らしいもの。とはいえ、頻繁にやっている姿を見ると「何か理由があるのでは?」と不安になってしまうこともあるでしょう。
本記事では、赤ちゃんが舌を出す理由や影響について解説します。赤ちゃんの様子が気になる方はもちろん、健康面に不安がある方の参考になれば幸いです。
目次
赤ちゃんが舌を出すのはなぜ?原因と影響について解説
赤ちゃんが舌を出す理由
筋肉が未発達のため
お腹が空いている
原子反射や遊びの一種
歯が生え始めている
ゲップが出ないサイン
舌の出しているとき注意した方がいい状態
舌を出して寝ている
ミルクを飲まないで泣き続ける
舌が口に対して大きく収まらない
舌を出す行為が赤ちゃんに与える影響はある?
細菌やウィルスの心配はあまりしなくてよい
歯並びの影響は基本的にない
1歳過ぎても治らない場合は医師に相談する
舌を出すのをやめさせるべき?
まとめ
赤ちゃんが舌を出す理由
赤ちゃんが舌を出す理由はさまざまですが、そのほとんどが問題のないものです。まずは、よくある理由を解説しましょう。
筋肉が未発達のため
生まれたばかりの赤ちゃんは、口周りの筋肉が十分に発達していません。口を上手く閉められず、無意識に舌が出てしまうことも。
また、鼻呼吸が自然にできないため、舌が外に出やすいのも特徴です。生後0~3か月くらいの赤ちゃんにとっては自然なことで、特に心配する必要はありません。
お腹が空いている
赤ちゃんによっては、お腹が空くときに舌を出す癖のある子がいます。ミルクを飲むように口を動かすなどの仕草をしているなら、この可能性があります。この場合は、ミルクを飲んで満足すればことがほとんどです。
また、離乳食がはじまっている場合は、「何かを食べたい」という気持ちで舌を出すこともあります。口をモグモグさせながら舌を動かしているなら、空腹のサインかもしれません。
原始反射や遊びの一種
生まれつき備わった反射反応を「原始反射」といいます。口の中に異物が入ると、舌などで押し出してそれを排除しようとすることがあります。口の周りに汚れが付いているときにやっているなら、原始反射かもしれません。
また、生後3か月から半年くらいの赤ちゃんは、自分の身体に興味を持ち始めます。手足だけでなく、舌を出したりして遊ぶことも。こちらも成長の一環なので、特に気する必要はないでしょう。
歯が生え始めている
乳歯は生後半年ごろから生えてきますが、この感覚をむずがゆく感じて舌を出す子もいます。歯固めをあげたり、歯茎を冷やしてあげたりすれば、ある程度落ち着きます。
心当たりがある場合は、歯茎を観察したり、そっと触ってみたりしましょう。歯茎の下に硬い感覚があり、うっすらと歯が見え始めていたりすることがあるかもしれません。こちらも違和感が治まれば、徐々に舌を出すことも少なくなっていきます。
ゲップが出ないサイン
赤ちゃんが舌を出すとともに「うぇ」と声をあげたりしている場合、胃にガスが溜まっている可能性があります。ゲップをさせて、中の空気を抜いてあげましょう。
赤ちゃんにゲップさせるときは、縦抱きに抱っこして背中を下から上にトントンと軽くたたきます。なお、背中をたたいてもゲップが出ない場合や、よく吐き戻しする子の場合は、身体の右側を下にするか、頭を少し高くして寝かせてください。
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舌を出しているとき注意した方がいい状態
赤ちゃんが舌を出しているだけでなく別の症状がある場合、病気などの可能性があるかもしれません。以下のような症状がある場合は、状況に応じて医師などに相談してください。
舌を出して寝ている
赤ちゃんは鼻呼吸が基本です。しかし、風邪などで鼻がつまっていると、口呼吸になることがあります。
口が常に開いているために、舌が外に出てしまうのです。この場合は、鼻づまりを解消してあげましょう。
赤ちゃんは自分で鼻を噛めないため、このようなときは鼻吸い器があると便利です。鼻づまりを頻繁に起こすなら、準備をしておくとよいでしょう。
関連ページ:鼻水吸引器を使うなら知っておきたい乳児の鼻水の基礎知識
ミルクを飲まないで泣き続ける
口や歯茎に傷があると、赤ちゃんは痛みでミルクが飲めません。飲もうとしても痛みで飲めないため、泣きながら舌を出すことがあります。この場合は、口の中を確認しましょう。
傷がひどい場合やうまく確認できない場合は、医療機関で相談してください。無理に口を開けさせようとすると、傷が悪化したり別の口腔トラブルを招いたりする恐れがあります。嫌がる様子があるなら、その場で確認できなくても問題ありません。
舌が口に対して大きく収まらない
舌が口より大きく、はみ出すことが多い場合、何らかの病気が隠れている可能性があります。以下のような様子が見られないか、よく観察しましょう。
- 舌が大きく、口をまったく閉じられない
- 授乳がしにくく、苦しそうな様子がある
- 舌に腫れ・赤み・しこりといった異常がある
- 体重が増えない、元気がない、よく吐くなど気になる点がある
少しでも気になることがあれば、写真やメモなどで様子を残しておきましょう。記録がとれたら、早めに医療機関を受診してください。
舌を出す行為が赤ちゃんに与える影響はある?
赤ちゃんが舌を出していると、どのような影響があるか気になる方も多いのではないでしょうか。ここでは、代表的なものを紹介しましょう。
細菌やウイルスの心配はあまりしなくてよい
口を開けて舌を出していると、細菌やウイルスの影響を心配する方もいるでしょう。しかし、感染症などが流行っていない限りは、あまり気にする必要はありません。
唾液には、殺菌作用があります。細菌やウイルスが舌や口に触れても、すぐに病気になることはほとんどないでしょう。
ただし、感染症が流行っていても、赤ちゃんは大人のようにマスクなどはできません。気になる場合は、暖房や加湿器で室温を調節し、病気が活性化しにくい環境を作ってあげましょう。
歯並びの影響は基本的にない
生後半年から歯が生え始めるため、舌の動きが歯並びなどに影響するのではないかと考える方もいるでしょう。しかし、歯並びに関しても乳歯が生えそろう1歳までは、舌を出していても問題ありません。
病気や鼻づまりなどの別の理由がない限り、しばらくすれば舌を出すのも次第に収まるでしょう。保護者が焦らず、ゆったりとした気持ちで見守るのも大切です。
1歳過ぎても治らない場合は医師に相談する
なお、まれに1歳を過ぎても舌を出す癖が抜けない子がいます。この場合、歯並びや噛み合わせに影響が出る恐れがあります。出っ歯や受け口などが気になるなら、歯科医師や一歳半検診などで相談しましょう。
大人になってからの歯並びや噛み合わせは、乳歯のころはあまり関係がないといわれています。しかし、舌を出す癖や顎を突き出す癖が生え変わりの時期まで続くと、歯並びに影響が出やすくなるため注意しましょう。
舌を出すのをやめさせるべき?
赤ちゃんのうちは、舌を出していてもいつもどおりに過ごしているようなら、癖を直そうとする必要はありません。体に何らかの異常が起きていないか、普段から観察しておきましょう。
少しでもおかしいと感じることがあれば、医師などに相談してください。地域の子育て支援センターや、児童相談所でも相談可能です。
また、舌に限らず気になることがあったら、赤ちゃんの様子やおかしいと思った日時をメモしておくことをおすすめします。医師などに相談するときにメモがあれば、スムーズに伝えられます。普段から赤ちゃんをよく見て、記録を取っておきましょう。
まとめ
赤ちゃんが舌を出す理由は、状況やその子の癖などにより異なります。もし異常がある場合は、舌以外にもなんらかの症状があるものです。気になるときは、いつも以上に注意深く観察し、違和感などを覚えた内容と日時をメモしておきましょう。


