赤ちゃんがうなる原因は?対処法も紹介

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赤ちゃんが突然うなりだしたら、不安になってしまいますよね。何とかしないとと思っても、原因が分からないこともあります。

赤ちゃんがうなり声を上げるのは、ごく普通であり、病気の心配はほとんどいりませんが不快感を覚えているのは確かです。そのため、原因を見極め、適切な対処を行う必要があります。

そこで、今回の記事では赤ちゃんがうなる主な原因と、対処法をまとめました。

目次

赤ちゃんがうなる主な原因
 室温が高すぎ、または低すぎる
 空気溜まりやミルクの飲みすぎ
 便秘
 成長の証
原因別うなり声の対処法
 空気が溜まっている場合
 便秘が疑われる場合
 室温が快適でない場合
 食事に対して不満がありそうな場合
 体調が悪そうな場合
まとめ

赤ちゃんがうなる主な原因

赤ちゃんがうなる原因は実にさまざまです。

赤ちゃんは不快感を覚えても、まだ言葉で伝えることができないため、保護者がくみ取ってあげる必要があります。

ここで、赤ちゃんがうなる原因のなかでも代表的なものをご紹介するので、心当たりのある症状がないか、探してみましょう。

室温が高すぎ、または低すぎる

部屋が寒すぎたり、暑すぎたりしてうなっている可能性も有ります。

赤ちゃんの体温調節機能はまだまだ未熟。そのため、服装や周りの環境で体温が左右されやすいです。

赤ちゃんにとって快適な室温が保てない事が続くと、体調不良につながります。

よくあるのが、夏場の冷房が強すぎや、冬場の必要以上の厚着です。

特に、冷房でお腹が冷えると赤ちゃんの下痢や便秘につながるので、気を付けましょう。

空気溜まりやミルクの飲みすぎ

母乳やミルクを飲む時期の赤ちゃんは、ミルクだけでなく空気も一緒に飲んでしまいます。この場合、お腹にたまったガスを便だと勘違いし、排出しようとしている可能性が考えられます。

また、母乳やミルクの飲みすぎもよくある原因です。生後3か月未満の赤ちゃんは胃腸だけでなく、満腹中枢も未熟なため、つい飲み過ぎてしまうことがあります。母乳やミルクをたくさん飲んで、苦しい場合にも、赤ちゃんはよくうなります。

母乳やミルクを飲んでしばらくしてからうなる場合は、空気溜まりや飲み過ぎを疑いましょう。

便秘

頻繁に力んでいる場合や、便がしばらく出ていない場合は、便秘が疑われます。

新生児は一日の大半を寝たまま過ごすことが多く、運動量も少ないです。

排便時に必要な筋肉や内臓の働きが未発達であるため、大人に比べて、お腹にガスがたまりやすく、便秘にもなりやすい傾向があります。

力を入れながらうなっているときや、お腹が張っている場合は便秘の疑いがないかチェックしましょう。

成長の証

赤ちゃんは成長とともにいろいろなことができるようになります。自分の声に興味を持ったり、体を動かそうと力を入れたりしたときに、うなり声をあげることもあります。このようなうなり声は、成長とともに自然になくなっていくものなので、心配する必要はありません。

原因別うなり声の対処法

赤ちゃんがうなり声をあげる原因はたくさんあります。的確に対処するには、原因別の対処法を知っておかなくてはなりません。先ほど解説した原因ごとに、うなり声の対処法を解説します。

空気が溜まっている場合

ミルクの飲み過ぎなどにより、お腹に空気が溜まっている可能性がある場合は、ゲップをさせて空気を抜いてあげましょう。赤ちゃんのあごを肩に乗せるように抱っこしながら、背中を軽く叩きます。また、下から上へゆっくりさすってあげるのも有効です。

なお、まれにゲップとともにミルクを吐くこともあるため、肩などにタオルなどを置いておくと汚れるのを防げます。

赤ちゃんは母乳やミルクを飲んだあとゲップをしても、うまく空気を抜ききれないことがあります。ゲップが出ても出なくても、飲んだあと10分程度は横抱きまたは頭を挙げた状態で寝かせてあげましょう。空気溜まりによるうなり声を予防する効果が期待できます。

また、頻繁に母乳やミルクの飲みすぎで苦しそうにしている場合は、飲む前にあやすと飲み過ぎを予防できるため、おすすめです。泣いたらすぐに母乳やミルクをあげたくなりますが、少し落ち着かせてからにしましょう。

ちなみに、哺乳量は医療機関や保健センターで調べられます。量が適切か不安な場合は、専門的な施設に相談しましょう。

便秘が疑われる場合

便秘が疑われる場合の対処法緒は3つあります。

まずは、水分補給です。便が硬くてなかなか排泄できない場合は、白湯や赤ちゃん用のお茶などで、水分を与えると、改善できる可能性があります。

お腹のマッサージも有効です。おへそを中心に、時計回りに軽くさすってあげると腸の動きを促せます。1セットにつき2~3周程度を目安に、1日3回ほど行いましょう。

ポイントは、下圧をかけずに手の重さだけでマッサージすることです。適度な刺激が腸の蠕動運動を促進させます。

赤ちゃんへのマッサージについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

関連ページ:ベビーマッサージにはどんな効果がある?やり方と注意点も解説

マッサージをしてもうまくいかない場合は、綿棒で官庁を行います。綿棒にオリーブオイルなどを付けて、肛門に綿球が隠れるくらいまで入れてゆっくり刺激しましょう。

この方法は、即効性が高いので、急な排便があっても対応できるよう準備してから行ってください。

室温が快適でない場合

暑いまたは寒いためにうなり声をあげている場合は、衣類を脱ぎ着して調節します。毛布や布団が原因の場合は、厚さや枚数を変えて対応します。冷暖房もチェックして効きすぎているようなら、温度を変更しましょう。

新生児にとって適切な室温は、夏は25度から28度くらいで、冬は18度から22度前後とされています。

湿度は通年40%から60%程度を目安に調節すると良いでしょう。

食事に対して不満がありそうな場合

食事中にうなり声をあげる場合、食事の味や内容に対して不満を抱えている場合があります。原因をきちんと見極めて、適切な対処を行う必要があります。

例えば、母乳の味が気に入らず、うなっている場合は、脂肪分や糖分の多いものを控えるバランスいい食生活を心がけましょう。

ミルクを与えているときにうなる場合は、ミルクの味や温度が赤ちゃんに合っているか確認します。飲みづらそうにしている場合は。哺乳瓶の角度や飲み口などを見直しましょう。

体調が悪そうな場合

体調不良による不快感を声で伝えようとしている状態です。

体温が平熱よりも1.2度高くても、機嫌が良くて食欲もあるようなら、赤ちゃんが快適に過ごせるように着るものや室温・湿度を調節しながら少し様子をみても良いとされています。

しかし、ぐったりしていたり、食欲がなかったりなどいつもより明らかに様子が違うと感じた際は医療機関に相談しましょう。

また、体調不良によるうなり声は、不快感を和らげることで収まる場合もあります。

例えば、鼻水が詰まっている場合は、鼻吸い器で吸い出してあげましょう。熱が高く寝付けない場合は、氷枕や冷却シートを活用し冷やします。

冷却グッズに解熱効果は期待できませんが、熱による不快感を和らげる効果は期待できますよ。

赤ちゃんの体調が悪いときは、いつも以上に赤ちゃんから目を離さないようにし、状況に合わせて対応しましょう。

まとめ

赤ちゃんがうなる原因はたくさんあり、原因ごとに対処法が異なります。

赤ちゃんはまだ会話ができないため、気持ちを汲み取るのは大変ですが、冷静に観察し状況に合わせた対応をすればきっと大丈夫です。

適切な対応ができれば、赤ちゃんも安心して過ごすことができるでしょう。

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