赤ちゃんがミルクを飲まないのはなぜ?授乳時の対処法6選

赤ちゃんがミルクを飲まない理由は、ひとつだけではありません。味や環境、鼻詰まりなどさまざまな原因があるため、それぞれの状況に適した対処が必要です。
本記事では、ミルクをあげても飲まないときの原因と、その対処法をまとめました。理由が分からずにお悩みの方の参考になれば幸いです。
目次
赤ちゃんがミルクを飲まないのはなぜ?授乳時の対処法6選
赤ちゃんがミルクを飲まない原因
母乳だけで足りている
飲む量を調整できるようになった
哺乳瓶の乳首が合わない
ミルクの味や温度が嫌
いつもと異なる環境
飲みにくい姿勢をとらせている
鼻が詰まって飲みにくい
ミルクを飲まないときの対処法
時間を変えてからあげる
哺乳瓶の乳首を変える
哺乳瓶の角度やふたの締め具合に気を配る
ストローを使ってみる
集中してミルクを飲める環境を作る
ミルクのメーカーや濃さ・温度を変えてみる
ミルクを飲まない場合に注意したいこと
ほかに症状はないか
母乳をあげる場合は保護者側もチェックして
まとめ
赤ちゃんがミルクを飲まない原因
ミルクを飲まずに嫌がる場合、いくつかの原因が考えられます。まずは以下の中から思い当たるものがないか、振り返ってみましょう。
母乳だけで足りている
母乳のみ、またはミルクと併用している場合、母乳だけでお腹いっぱいになっている可能性が考えられます。
母乳を飲み始めた赤ちゃんは、最初はうまく飲めません。しかし、慣れてくるといつの間にかお腹いっぱいまで飲めるようになります。
飲む量が減っても顔色や機嫌がよく、特に異変が見られなければ、母乳だけで足りている可能性があります。
飲む量を調節できるようになった
生まれてから2か月ごろまでの赤ちゃんは、満腹感を得られないといわれています。あげればあげるほど飲んでしまうのは、このためです。
しかし、生後3~4か月ごろには満福中枢が発達しはじめて、自分で飲む量を調節できるようになります。以前に比べて飲む量が減ったように見えますが、これは成長の一環だと考えましょう。
哺乳瓶の乳首が合わない
哺乳瓶の乳首が合わないために、ミルクを上手く飲めないパターンもあります。母乳は飲むのにミルクは嫌がる場合、この可能性を考えましょう。
乳首の大きさや形が赤ちゃんに合っているか、飲む様子を観察してみてください。別の乳首に変えれば、ミルクを飲むようになる場合があります。
ミルクの味や温度が嫌
赤ちゃんは、口にしたものの味や濃度・温度にとても敏感です。少しでも嫌な感覚があると、ミルクを拒否します。育児用ミルクはメーカーによって味が異なるため「別のメーカーに変えたら飲んでくれた」というケースもよくあります。
いつもと同じミルクを使っているのに嫌がるなら、濃度や温度が気になるのかもしれません。普段とは違う濃度や温度で作っていないか確認してみましょう。
いつもと異なる環境
赤ちゃんは環境の変化でも、ミルクを飲まなくなるときがあります。特に原因が思い当たらないのに嫌がる場合は、周りの環境にも目を向けてみましょう。よくある原因としては、以下のものがあります。
- 暑いまたは寒い
- 騒がしくて周りが気になる
- 光がまぶしい
思い当たる原因がある場合は、カーテンを引いて光を遮ったり、静かな部屋に移動したりして、環境を変えてみてください。環境を変われば、いつものようにミルクを飲む可能性があります。
飲みにくい姿勢をとらせている
お母さんが母乳を飲ませる場合、横向きに抱っこして体を密着させて飲ませます。この姿勢に慣れている子だと、ミルクを飲ませるときに顔を上向きにされると飲まない場合があります。
これは、普段と異なる姿勢を取ることで、赤ちゃんが違和感を覚えるためです。飲ませるときは、普段の飲ませ方も振り返ってみましょう。
鼻が詰まって飲みにくい
赤ちゃんは基本的に鼻で呼吸をしています。口でミルクを吸いながら、同時に鼻で息を吸っています。そのため鼻が詰まっていると呼吸が苦しくなり、ミルクを上手く飲むことができません。
以下のような状態が見られるなら、鼻が詰まっている可能性があります。
- 途中で息継ぎをしている
- 飲む時にむせてしまう
- 普段よりもぐずりながら飲んでいる
もし鼻づまりが原因でミルクを飲まないなら、鼻吸い器などで鼻水を吸ってあげましょう。呼吸がしやすくなり、ミルクを楽に飲めるかもしれません。
関連ページ:鼻水吸引器を使うなら知っておきたい乳児の鼻水の基礎知識
ミルクを飲まないときの対処法
では、ミルクを飲まない場合はどうすればよいのでしょうか。代表的な原因に合わせて、対処法を解説します。
時間を変えてからあげる
ミルクを飲まない以外に気になる症状がないなら、まだお腹が空いていない可能性があります。お腹いっぱいの状態では、赤ちゃんはミルクを飲みたがりません。
この場合は、無理に飲ませようとせず、しばらく時間をおいてみましょう。時間が経てば、自然とお腹が空くはずです。様子を見つつ、赤ちゃんが飲みたくなるのを待ってあげてください。
哺乳瓶の乳首を変える
哺乳瓶や乳首を嫌がる場合は、別のサイズやメーカーに変えてみましょう。特に新生児のうちは、ミルクを吸う力が弱く、十分に飲みきらないうちに疲れてしまうことがあります。乳首を吸いやすい形状に変えて様子を見てください。
最初はうまくいかなくても、そのうちしっかり飲めるようになるはずです。吸う力がついてきたなと思ったら、スリーカットやクロスカットなどに変更しましょう。
哺乳瓶の角度やふたの締め具合に気を配る
赤ちゃんにミルクを飲ませるときは、哺乳瓶の角度に気をつけましょう。角度が浅いと一緒に空気も飲んでしまい、すぐにお腹いっぱいになってしまいます。哺乳瓶は立てるように持ち、飲むスピードに合わせて向きを変えるのがポイントです。
また、哺乳瓶のふたをきつく締めてしまうと、ミルクの出が悪くなります。ふたの締めすぎにも注意しましょう。締める強さは、飲み物を入れてふたを閉め、舌に向けたときに中身が滴るくらいが目安です。
ストローを使ってみる
母乳で育てていると、どうしても哺乳瓶を受け付けない子もいます。生後6~8か月頃なら、ストローを使ってみるのもよい方法です。
このころになると、口の周りの筋肉が発達しているため、ストロー飲みも習得しやすいです。容器を押すと簡単に中身が出てくる、紙パック飲料のストローから試してみるとよいでしょう。
集中してミルクを飲める環境を作る
環境が原因の場合は、赤ちゃんが集中してミルクを飲める場所に移動するか、不快に思っている要素を取り除いてあげます。
赤ちゃんは急に大きな音が聞こえたり、複数の音が混じりあったりする騒がしい環境は苦手です。テレビや音楽の音量を下げる、会話するときは小さな声で話すなど、安心して過ごせる環境を整えましょう。
メーカーや濃さ・温度を変えてみる
味が気に入らない場合は、環境や容器を変えても飲まないことがほとんどです。何を試しても飲まないなら、別のメーカーに変えてみましょう。
メーカーによっては、無料で試供品を配っているところもあります。あらかじめ複数メーカーの試供品を入手しておき、飲むスピードなどを見比べてお気に入りを見つけるのもおすすめです。
また、濃さや温度がいつもと違うと飲まなくなってしまうケースもあります。いつもと違う要素があることに気がついたら、普段通りになるよう調整してみてください。
ミルクを飲まない場合に注意したいこと
お腹が減っているはずなのにミルクを飲まない場合は、病気が隠れている可能性も考えられます。ここからは、注意したい症状について解説しましょう。
ほかに症状はないか
どんなに工夫を凝らしても、赤ちゃんがミルクを飲まないことがあります。その場合は、以下のような症状がないか確認してください。
- 半日以上、ほとんどミルクを飲んでいない
- ウンチやおしっこの回数や状態に異常がある
- お腹が張って苦しそう
- 泣いても涙が出ない
- 顔色や唇、爪などが青白い
- 普段と明らかに様子がちがう
このような症状があるなら、脱水や何らかの病気が原因の可能性があります。自己判断せず、病院を受診してください。
母乳をあげる場合は保護者側もチェックして
母乳または混合でミルクをあげている場合、お母さんの食べたものが味に影響を与える可能絵師があります。おっぱいからあげているときはもちろん、保存しておいた母乳をミルクと同じようにあげる場合も同様です。
カフェインや香辛料などの刺激物や、アルコールが含まれる食べ物を摂取していないかなど、一度食生活を見直してみましょう。
まとめ
赤ちゃんは、ミルクの味や周囲の環境に敏感です。飲まないことに焦りすぎず、考えられる原因を一つずつ取り除いてみてください。
なお、明らかに体調に異変が見られる場合は、速やかに医療機関を受診することも大切です。様子を見ながら、適切な対策を講じましょう。


