赤ちゃんのおしゃぶりはいつから?適切なタイミングと卒業のコツ

赤ちゃんのおしゃぶりは、親にとって便利なアイテムの一つです。泣き止ませたり、安心感を与えたりするために多くの親が利用しています。しかし、使い始めるタイミングや、いつまでに卒業させるべきかについては、悩むことも多いでしょう。

本記事では、赤ちゃんにおしゃぶりを使い始める適切な時期や、使うメリット、注意点、卒業させるタイミングについて解説します。

目次

赤ちゃんのおしゃぶりはいつから?適切なタイミングと卒業のコツ
 赤ちゃんにはいつからおしゃぶりを使う?
 赤ちゃんがおしゃぶりを使うメリット
  安心感を与える
  睡眠の質が向上する
  突発的な泣き止め対策
 赤ちゃんがおしゃぶりを使う際の注意点
  適切な使用時間と頻度
  衛生管理とおしゃぶりの清潔さ
  おしゃぶりのサイズと素材
  長時間使用によるリスク
 おしゃぶりを卒業させるタイミングはいつ頃が良い?
  卒業の目安となる年齢
  卒業のためのステップ
 まとめ

赤ちゃんにはいつからおしゃぶりを使う?

赤ちゃんにおしゃぶりを早く与え過ぎると、授乳に影響が出ることがあります。おしゃぶりは乳首より少ない力で吸えるため、母乳やミルクを飲む意欲が弱まる可能性があるからです。そのため、多くの専門家は母乳育児が軌道に乗る生後1か月頃から使用を検討するよう推奨しています。

吸う力が弱いため、おしゃぶりを吸い続けるのが難しい場合もあります。赤ちゃんの発達段階や専門家の助言を参考にしながら、使うタイミングを見極めるとよいでしょう。

赤ちゃんがおしゃぶりを使うメリット

赤ちゃんがおしゃぶりを使うことには、さまざまなメリットがあります。ここからは、その代表的なものについて解説しましょう。

安心感を与える

赤ちゃんは、生まれながらに吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)という、口に何か触れると吸うという原始的な反射を持っています。おしゃぶりはこの反射を満たし、安心感を与え、気持ちを落ち着かせることができます。

また、赤ちゃんが落ち着くことで、育児をする親の精神的な負担も軽減されるというメリットも。育児中のストレス軽減は、親子の良好な関係を築く上でも非常に重要です。

睡眠の質が向上する

吸う動作は赤ちゃんがリラックスするため、入眠がスムーズになります。また、夜間に目が覚めてしまっても、おしゃぶり吸っていると心が落ち着き、再び眠りにつきやすくなる効果も。赤ちゃんの夜泣きが少なくなるため、親も質のいい睡眠をとりやすくなります。

なお、おしゃぶりを入れたまま寝かしつけると、睡眠中に外れてしまうこともあります。無理に口に入れ続けようとせず、赤ちゃんが落ち着いて眠っている場合は、そのまま様子を見るようにしましょう。

突発的な泣き止め対策

赤ちゃんが突然泣き出したとき、おしゃぶりにより安心感を得れば、泣き止むことが多いです。特に外出先や公共の場での急な泣き声に対処する際に便利です。また、保護者にとってもストレス軽減につながり、育児がスムーズに進む助けとなります。

しかし、あくまで一時的な対応策であることを理解しておきましょう。泣いている原因が他にある場合は、根本的な原因を取り除いてあげるのが大切です。

赤ちゃんがおしゃぶりを使う際の注意点

ここからは、赤ちゃんがおしゃぶりを使い際の注意点について解説します。安全に過ごせるよう、適切な使い方を守りましょう。

適切な使用時間と頻度

一般的には、1日数時間以内に制限し、特に寝る前や泣き止ませる際に使用するのが良いとされています。依存するのを防ぐため、泣き止んだり落ち着いたりしたら、なるべく早めに口から出してあげましょう。

おしゃぶりは、あくまで一時的なぐずり対策や安心感を与えるためのものです。抱っこや授乳、遊びなどで赤ちゃんが落ち着く場合は、無理に使う必要はありません。

衛生管理とおしゃぶりの清潔さ

おしゃぶりの衛生管理は、とても重要です。赤ちゃんの口に直接触れるため、定期的に洗浄し、清潔を保つ必要があります。使用後は毎回洗い、煮沸消毒や専用の消毒液を使用することが推奨されます。

また、傷やひび割れがある場合は新しいものに交換しましょう。外出先などで落としてしまった場合は、できる限り洗浄・消毒してから使用するようにしてください。すぐにできない場合は、拭き取るだけでも効果があります。

おしゃぶりのサイズと素材

選ぶ際は、赤ちゃんの口に合ったサイズと形状を選ぶことが重要です。素材はシリコンや天然ゴムなど、安全性の高いものを選びましょう。

安全面で特に重要なのは、鼻呼吸を妨げないことです。鼻詰まりがあると、おしゃぶりをくわえると呼吸が苦しくなってしまいます。

必要に応じて鼻吸い器を適宜使用し、赤ちゃんの鼻腔を清潔に保つことが大切です。鼻水や鼻くそが溜まっている場合は、事前に取り除いてあげましょう。

関連ページ:赤ちゃんは鼻くそが詰まりやすい?鼻づまりの原因や対処法、注意したいことを解説

長期間使用によるリスク

おしゃぶりの長期間使用は、歯並びに影響を与え、前歯が前方に突き出るなどの問題が生じる可能性があります。また、言語発達の遅れも懸念され、使っている間は話す機会が減少するため、発音が不明瞭になるケースも否定できません。

さらに、耳の感染症リスクも増加します。耳管に圧力がかかると細菌が耳に侵入しやすくなるためです。これらのリスクを理解し、適切なタイミングで卒業させることが重要です。

おしゃぶりを卒業させるタイミングはいつ頃がよい?

おしゃぶりを使う前には、卒業させるタイミングについても理解しておきましょう。ここからは、卒業の目安となる年齢や具体的な方法について解説します。

卒業の目安となる年齢

一般的な卒業時期は、2歳頃までが目安とされています。これは、2歳頃になると乳歯の奥歯が生え揃い、口の機能が「吸う」から「噛む」へと変化していく時期であること、また、長期間の使用が歯並びや噛み合わせに影響を与える可能性が高まるためです。

日本小児歯科学会も「おしゃぶりは2歳までにやめられるとよい」ことを推奨しています。そのため、1歳半ごろから準備をはじめ、2歳になるころには中止できるのが理想です。

ただし、発達には個人差があるため、月齢だけで判断するのではなく、赤ちゃんの成長や発達の状況に合わせて柔軟に対応することが大切です。

参考:公益社団法人 日本小児歯科学会

卒業のためのステップ

おしゃぶりの使用が習慣になっている場合、卒業に向けて少しずつステップを踏む必要があります。具体的な進め方は、下記の通りです。

  1. 使用頻度を減らす: どの時間帯にもおしゃぶりを使用している場合は、日中の使用時間を短くすることから始めましょう。
  2. 使う場面を限定する:寝る前だけ、車での移動中だけなど、特定の場面でのみ使用するなどして、限られた場面でのみ使うようにしてください。
  3. 代替品を用意する: おしゃぶりは、こどもにとって安心感を与える存在です。お気に入りのぬいぐるみやタオルなど、安心できるものを代わりに与え、精神的な支えにしましょう。
  4. 遊びや他のことに意識を向ける: 外遊びや絵本を読むなど、他のことに意識を向ける時間を作り、おしゃぶりのことを考えないように促します。

無理におしゃぶりを取り上げてしまうと、こどもにとって大きなストレスになることも。焦らずに様子を見ながら、少しずつ進めていきましょう。

まとめ

おしゃぶりは赤ちゃんにとって安心感を与える便利なアイテムですが、使用開始時期や卒業のタイミングには注意が必要です。適切な時期に使い始めるとともに、メリットやデメリットを踏まえたうえで、上手に子育てに取り入れましょう。

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