赤ちゃんの手足が冷たいのはどうして?原因と対処法を解説

赤ちゃんの手足が冷たいと、冷えや病気を疑ってしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、手足の冷たさだけでは赤ちゃんの体調不良は判断できないことがあります。また、体調不良の判断をするには、そもそもなぜ手足が冷たくなりやすいのかを知っておくことも大切です。

本記事では、赤ちゃんの手足が冷たくなる原因や仕組み、対処法を解説します。病気などの異常を判断する基準についても取りあげているので、健康管理の知識が欲しい方はぜひご覧ください。

目次

赤ちゃんの手足が冷たいのはどうして?原因と対策法を解説
 赤ちゃんの手足が冷たくなりやすい理由
  体温調整が未熟
  外気温の影響
  手足の仕組み
 体が冷えているかどうかの見分け方
  体幹が冷えていないか確認する
  表情や顔色もあわせてチェック
 赤ちゃんの手足が冷たい時の対処法
  衣類で体温調整する
  暖房器具を活用する
  抱っこや授乳も有効
 すぐに受診するべき症状は?
 まとめ

赤ちゃんの手足が冷たくなりやすい理由

赤ちゃんの手足は冷たくなりやすいですが、これには理由があります。ここでは、代表的なものを3つ紹介しましょう。

体温調節が未熟

赤ちゃんは体の機能が十分に発達しておらず、体温調節機能も未熟です。生まれてから数か月は体温を一定に保つことも難しく、手足など体の中心部から遠い末端は、外気からの影響を受けやすいです。

しかし、これは一時的なものであり、体が成長していけば徐々に外気の影響も受けにくくなっていきます。今は心配になるほど冷たくても、成長とともに改善していくはずです。あまり心配し過ぎる必要はありません。

外気温の影響

皮下脂肪は、外気の影響から体を守る役割があります。赤ちゃんはこの皮下脂肪も薄いため、外気温の影響を受けやすいのが特徴です。

少しの気温変化でも影響を受けてしまうため、大人なら問題のない気温でも、体が冷たくなってしまうことがあります。赤ちゃんが快適に過ごせるよう、様子をよく観察しましょう。

手足の仕組み

赤ちゃんや幼児の手足は、物を持つ・ハイハイ・歩くなどの機能のほかに、体温調節を補助する役割もあります。

子どもは眠くなると手足が温かくなりますが、これはその機能によるものです。完全に眠りにつけば、手足の冷えも落ち着きます。手足の冷え以外に特別な症状がなく、機嫌よく過ごしているなら問題ありません。

体が冷えているかどうかの見分け方

赤ちゃんは、自分で「暑い」「寒い」を訴えることができません。ここでは、体が冷えているかどうか見分けるポイントを解説します。

体幹が冷えていないか確認する

赤ちゃんの体が冷えて切っている場合、手足だけでなくお腹や背中などの体幹にある部位も冷たくなっています。心配ときは、お腹や背中を触ってみましょう。それらの部位も冷えているなら、衣類やぬるめのお湯などを使って温めてみてください。

あわせて、体の冷え以外の症状が出ていないか、チェックするのもいいでしょう。やさしく話しかけながらスキンシップをとれば、赤ちゃんも安心感を得られます。

表情や顔色もあわせてチェック

顔色が悪い・爪や唇が青白いなども、体が冷えているサインです。手足や体幹の冷えとともにこれらの症状が起きている場合は、体をしっかり温めてあげましょう。また、温めても以下のような状態が続くなら、体調不良に陥っている可能性が考えられます。

  • 母乳やミルクを与えても飲まない、飲むスピードがいつもより遅い
  • よくぐずる、またはぐずる時間が長い
  • あやしても泣き止まない

これらの症状のほか、少しでもおかしいと感じたら、迷わず医療機関などに相談しましょう。

赤ちゃんの手足が冷たい時の対処法

赤ちゃんの手足が冷たい場合は、以下の対策法が有効です。慌てずに、様子を見ながら適切に対処しましょう。

衣類で体温調節する

赤ちゃんの手足が冷たいのは、体が体温を調節しているサインです。冷たさを感じたら、衣類の重ね着などで体温を調節してあげてください。外気の影響を受けがちな外出時は、脱ぎ着できるアイテムを複数用意しておくと安心です。

手足が冷えていると、つい靴下やミトンを着せてあげたくなりますが、基本的には必要ありません。手足をおおって温めてしまうと、体温調節機能の発育を妨げる可能性があります。

どうしても使う場合は、通気性のよい素材を選び、しめ付け過ぎないようにしてください。定期的に様子を確認して、嫌がるようなら外してあげましょう。

関連ページ:秋は体温調節が難しい?月齢別赤ちゃんの着こなしをチェック

暖房器具を活用する

室内にいるなら、エアコンや—ヒーターを活用します。暖房器具は、温風が赤ちゃんに直接当たらない場所に設置するのがポイントです。

寝返りやハイハイをする時期は、赤ちゃんが暖房器具に手足を触れないよう注意しましょう。エアコンの場合は、風が直接当たらないようにするのがポイントです。

室温は、夏なら外気より4~5℃低い程度、冬なら20~25℃くらいになるよう調節します。乾燥していると風邪をはじめとしたトラブルが発生しやすくなるため、湿度にも注意しましょう。

なお、暖房器具には電気毛布やホットカーペットなどがありますが、これらは低温火傷の原因になるため、使用は推奨されていません。特に新生児の肌はデリケートであり、肌の乾燥を引き起こす可能性もあります。

寝具を温めたいときは、湯たんぽなどを活用しましょう。赤ちゃんを寝かせる前には、湯たんぽを取り除くのも忘れないでください。

抱っこや授乳も有効

赤ちゃんをできるだけ早く温めたい場合は、抱っこが有効です。やさしく包み込むように抱っこすれば、スキンシップもできます。

また、授乳には赤ちゃんの体温を上昇させる効果があります。赤ちゃんのお腹の中でエネルギーが消費されるため、熱が発生します。抱っこと授乳を同時に行うと、すばやく体温を上昇させることが可能です。

すぐに受診するべき症状は?

赤ちゃんの手足が冷たくても、すぐに体を温めてあげれば問題ありません。しかし、別の症状、特に以下の症状を併発している場合は、できるだけ早めに医療機関にかかりましょう。

  • 体温が38℃以上ある
  • 温めてあげても36℃以下にしかならない
  • 顔色が悪く、ぐったりしている
  • 嘔吐や下痢がとまらない
  • はあはあと苦しそうに息をしている
  • 泣き声が異常に大きい、またはいつもより弱い
  • ミルクをあげても飲まない、飲んでも少しでやめてしまう

これらは赤ちゃんの体に何らかの異常が起きているサインです。そのまま放置せず、小児科などで診察を受けてください。

また、ひきつけを起こしている、頭部などの一部が異常に熱かったりするなどの症状は、重い病気にかかっている可能性があります。すぐに夜間診療を受診するほか、赤ちゃんの状況によっては救急車を呼ぶなどの対応が必要です。

まとめ

赤ちゃんの手足が冷たいのは、体温調節の機能が未熟で、外気の影響を受けやすいためです。状況によっては、冷たくても問題ないこともあります。気になったときは、まず赤ちゃんの様子や別の場所に異常がないか、チェックしてみてください。

体の冷たさ以外に気になる点がなければ、衣類を調整する、暖房器具を活用する、抱っこや授乳などで体を温めてあげるのが有効です。赤ちゃんが快適に過ごせるよう、工夫を凝らしてあげましょう。

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