秋は体温調節が難しい?月齢別赤ちゃんの着こなしをチェック

秋は体温調節が難しい?top

気温の寒暖差が激しい秋は、着るものに迷ってしまう時期です。赤ちゃんも例外ではありません。日中は暖かくても朝晩冷え込むことが多い秋は、赤ちゃんの健康管理が難しい時期でもあります。

そこで赤ちゃんの秋の着こなしを、月齢別にまとめました。ただファッションを解説するのではなく、赤ちゃんにとって秋がどんな時期なのか・プラスの便利グッズなども取りあげます。これからの時期の参考としてお役立てください。

目次

秋は体温調節が難しい?月齢別赤ちゃんの着こなしをチェック
 赤ちゃんにとって秋はどんな季節か
 お部屋で過ごすときは気温だけでなく湿度にも注意して
 お出かけ着はこれでOK!月齢別着こなし
  0~3か月はツーウェイオールを着こなしの基本に
  4~6か月は薄手のカバーオールを駆使して
  7~9か月はシーンごとに使い分けて
  10~12か月は動きやすさ重視で
 体温調節に役立つアイテム
  足回りがつめたいときはレッグウォーマーを
  寒い日は帽子で対策を
  紫外線の強い日はパーカーでガード
まとめ

赤ちゃんにとって秋はどんな季節か

まずは日本の秋が赤ちゃんにとってどのような時期なのかを学びましょう。土地ごとの気候やその年の状態にもよりますが、基本的に厚着は必要ありません。日中気温が高い状態で厚手のものを着ていると、かえって不快な思いをさせてしまいます。

気温に合わせて脱ぎ着できるよう、薄手のものを重ね着できるようアイテムをそろえておきましょう。また、夏場の紫外線や汗は、赤ちゃんの肌にもダメージを与えています。夏のダメージを持ち越さないために、素材は綿などの肌に優しいものがおすすめです。

気温だけでなく湿度にも注意

赤ちゃんの健康を守るには、お出かけのときだけでなく室内での過ごし方にも注意しましょう。秋は湿度が低くなり始める時期です。湿度が低すぎれば肌の乾燥を、高すぎれば脱水症状などのトラブルを招いてしまいます。

室内で過ごすときも、脱ぎ着しやすい服を用意しておきましょう。気温計だけでなく湿度計も用意して、普段から確認しておくと管理しやすいです。加湿器なども用意しておくと、より簡単に管理できます。洋服だけでなく、道具や家電の活用も検討してください。

関連ページ:子どもとのお出かけで注意したいこととは?便利アイテムやおすすめの場所もご紹介

お出かけ着はこれでOK!月齢別着こなし

赤ちゃんにとっての秋がどういう季節かを押さえたら、実際の着こなしを学んでいきましょう。月齢別の着こなし方法を解説します。コーディネートやお買いもののときにお役立てください。

関連ページ:公園デビューは何歳頃がいい?必要な持ち物や気をつけたいことについて解説

0~3か月はツーウェイオールを着こなしの基本に

ツーウェイオールはズボンにもスカートにもなる便利なアイテムです。いわゆるねんね期は、ツーウェイオールを中心に複数のアイテムを組み合わせて調節しましょう。この時期の赤ちゃんはよく汗をかきます。汗取り用の下着と保温のためのコンビ下着を組み合わせて活用してください。

日中の気温が15度以下に下がるときは、これらに加えて胴衣を要しておくとより安心です。着脱が簡単なものを用意しておき、普段から持ち歩きましょう。気温の変化を感じたら、すぐに着脱できるようなものを中心にそろえると使いやすいです。

4~6か月は薄手のカバーオールを駆使して

赤ちゃんの動きが活発になり始めるこの時期は、どうしても衣類がめくれてしまいます。体を冷やさないためにも、薄い素材のカバーオールを活用しましょう。長袖なら寒くなっても安心です。

4~6か月は運動量が増える分、汗もよくかきます。足先は靴下でカバーしましょう。着脱が簡単なため、熱いときは脱いでおけば体温調節も簡単です。寒くなりそうなら、カーディガンやポンチョを活用してください。

7~9か月はシーンごとに使い分けて

体もしっかりし始め、ずりはいやハイハイができるようになる7~9か月は、シーンごとにカバーオールを使い分けましょう。

  • 抱っこの機会が多い外出時……つなぎタイプ
  • 脱ぎ着の機会が多い保育園など……セパレートタイプ

セパレートタイプは中の下着をボディシャツにしておくと、捲れたときにおなかが冷える心配がありません。トップスは気温や寒暖差に合わせて調節しやすいものご用意ください。

  • 半袖
  • 長袖
  • 厚手の長袖

これら複数の上着を秋の前に購入しておくと、気候の変化に対応しやすいです。足りないアイテムがあれば、買い足しもご検討ください。

10~12か月は動きやすさ重視で

このころになると、つかまり立ちや歩き出しも始まるため、いわゆる赤ちゃん服も卒業です。肌着は半袖のボディシャツを用意しましょう。半袖にオーバーオールやジャンパースカートを合わせるなど、動きやすさを重視したコーディネートがおすすめです。

おなかを冷やすのが心配なら、ロンパースを活用しましょう。股下にボタンがあるタイプなら、おむつ替えも簡単にできます。赤ちゃんの関節の動きや、モコモコ感がないかをよくチェックしながら選んでください。

体温調節に役立つアイテム

ここまで解説したコーディネートに加え、体温調節に役立つアイテムを用意しておくと便利です。秋におすすめなアコーディネート紹介します。

足回りがつめたいときはレッグウォーマーを

足の体温調節に便利な靴下ですが、脱がせるのが大変です。脱ぎ着する手間を減らしたいなら、レッグウォーマーを活用しましょう。レッグウォーマーなら、素肌でもズボンやスパッツの上でも使えます。

素肌に直接使う場合は、レッグウォーマーの素材にご注意ください。ポリエステルなどの化学繊維だと、肌を傷つけてしまう恐れがあります。肌に優しいオーガニックコットンなどがおすすめです。

レッグウォーマーは防寒対策だけでなく、コーディネートに挿し色やアクセントを与えるのにも役立ちます。洋服に合わせたカラーやデザインのものもよいですが、普段選ばないようなものを選ぶのもおもしろいかもしれません。

寒い日は帽子で対策を

赤ちゃんの細くて薄い髪の毛では、寒さから頭を守り切れないときがあります。寒い日は帽子を活用しましょう。頭もよく汗をかくため、通気性のよい素材や洗濯しやすい素材でできたものを購入しておくと便利です。

寒さが厳しくなると、ニットやボア素材の帽子を活用したくなる方もいらっしゃるかもしれません。通気性の悪い素材の帽子をかぶせるときは、肌への刺激やむれによるトラブルが発生していないかこまめに確認してください。

帽子を選ぶときは、紐やポンポンなどの飾りが赤ちゃんの口周りに無いものを選びましょう。飾りがあるデザインはかわいらしいですが、誤飲や周囲のものに引っかかるなどの事故につながる恐れがあります。危険性の少ないデザインを選んでください。

紫外線の強い日はパーカーでガード

紫外線は夏だけでなく秋でも注意が必要です。紫外線対策に帽子を活用している方も多いですが、頭だけでなく首も保護しましょう。特に、紫外線が強くなりがちなお昼前後に外出するときは、しっかりした対策が必要です。

紫外線が強い日の散歩や外遊びでは、UV加工されたパーカーやネックウォーマーを用意しておきましょう。フード付きのジャンプスーツもおすすめです。月齢に合わせたものをご用意ください。薄手のものなら、日差しが強い日や気温の高い日でも使いこなせます。

紫外線情報は、テレビやアプリの天気予報で確認できるほか、気象庁の公式ホームページでも閲覧できます。お出かけする前に確認しておきましょう。その日の紫外線量に合わせて対策してください。

まとめ

気温の変化が激しい秋は、赤ちゃんの月齢や動きに合わせて服を用意しましょう。また、外出時だけでなく、室内で過ごすときにもご注意ください。体を冷やしたり脱水症状になったりしないよう、こまめに様子を見ましょう。脱ぎ着しやすい洋服を中心に選ぶことも大切です。

赤ちゃんは、体温調節をはじめとした体の機能が未熟です。お母さんやお父さんが気を付けても、風邪などを引いてしまうこともあるでしょう。洋服をコーディネートするだけでなく、鼻吸い器やガーゼなどのケア用品も準備しておくとよいでしょう。

関連ページ:鼻吸い器はいつから使える?子どもに使う際のポイントをご紹介

知母時(ちぼじ)公式サイトのTOPへ戻る