赤ちゃんもいびきをかく!注意したい症状と対処法を解説

赤ちゃんも、大人のようにいびきをかくことがあります。時々ならほほえましいと感じますが、頻繁に見られるようなら対処が必要かもしれません。
本記事は、赤ちゃんがいびきをかく原因と、注意したい症状について解説しています。あわせて、保護者ができる対処法についてもまとめました。赤ちゃんのいびきが気になる方の参考になれば幸いです。
目次
赤ちゃんもいびきをかく!注意したい症状と対処法を解説
赤ちゃんがいびきをかく原因
喉の影響
鼻づまり
アデノイド
扁桃肥大
舌根沈下
舌小帯短縮症
赤ちゃんの体型
危険ないびきの見分け方
赤ちゃんがいびきをかいてるときの対処法
喉の構造が原因の場合は横向きに寝かせる
鼻づまりを解消してあげる
小児科や耳鼻咽喉科で相談する
病院で受ける主な治療内容
まとめ
赤ちゃんがいびきをかく原因
ちゃんがいびきをかく理由はさまざまです。まずは、どんな原因があるかチェックするところから取りかかりましょう。
喉の影響
赤ちゃんの喉や舌は、まだ発達途中です。大人と比べると、舌が喉と同じくらい高い位置にあるため、口で呼吸をしにくいのが特徴です。
また、眠っているときは喉のまわりの筋肉がゆるむため、気道が狭くなりやすいです。狭くなった気道を空気が通ることにより、喉の膜が振動していびきが出ます。
これは体の構造による問題なので、特に対策や治療は必要ありません。成長して喉や舌の位置が大人に近付くまで、見守ってあげましょう。
鼻づまり
アレルギーや風邪を引くと、鼻の粘膜が腫れたり鼻水が大量に出たりします。結果として口呼吸になり、いびきが発生するのです。
この場合、鼻づまりの原因を解決しない限り、いびきは止まりません。耳鼻科や小児科を受診して、適切な処置を受けましょう。
アデノイド
アデノイドとは、鼻と喉の間にあるリンパ組織のことです。これが何らかの原因で大きくなると、鼻から気道につながる空気の通り道が狭くなってしまいます。子どもが口呼吸になる原因のひとつです。
アデノイドは口呼吸だけでなく、鼻づまりやいびきも引き起こします。ある日突然いびきをかくようになったら、鼻づまりとともにアデノイドも疑いましょう。
扁桃肥大
喉の奥両側にある扁桃というリンパ腺が何らかの原因で大きくなると、鼻づまりやいびき・口呼吸を引き起こします。扁桃はアデノイドに近い位置にあるため、似たような症状が出ます。
この場合も、ある日突然いびきをかき始めることがあるため、注意が必要です。外見に特に異常がない場合は、医師にその旨を伝えて相談してください。
舌根沈下
睡眠中などに舌の付け根が舌におちてしまうことを、舌根沈下(ぜっこんちんか)といいます。これも呼吸がしにくくなるため、いびきを引き起こす原因です。
生まれて間もない赤ちゃんは、下顎が小さいまたは発達が遅れている場合があります。この場合も、医師の診察と適切な治療が必要です。
舌小帯短縮症
いびきが起こる原因は、鼻や喉だけではありません。舌が関係していることもあります。そのひとつが、舌小帯短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう)です。これは、舌の裏側にある歯茎とつなげるための舌小帯と呼ばれる部分が短いまたは長いために、動きが制限される病気です。
舌小帯短縮症の症状のひとつに、いびきがあります。このほか、飲み物や食べ物をうまく呑み込めないなどの症状が見られることも。いびきのほかに、ミルクや食べ物をうまく呑み込めないなどの症状が疑われる場合は、医師に相談しましょう。
赤ちゃんの体型
肥満や、首が短いまたは太い場合、いびきをかきやすくなります。これは、赤ちゃんも例外ではありません。
赤ちゃんは、丸々とした体型の子が多いものです。しかし、基準以上の状態になると気道が狭まってしまい、いびきにつながります。
成長曲線と体重を比較して大幅に超えていることが確認できたら、医師に相談しつつ、赤ちゃんが寝やすい体勢や環境を整えてあげましょう。
危険ないびきの見分け方
赤ちゃんがいびきをかく場合に疑われる病気のうち、特に注意したいのが睡眠時無呼吸症候群です。これは、いびきだけでなく低呼吸や無呼吸睡眠を繰り返す病気で、成長や発達に影響を与える可能性があります。
大人がかかる病気のイメージが強いですが、赤ちゃんもかかることがあります。しかし大人とは症状が異なるため、見過ごされやすいのが特徴です。代表的な症状としては、次のようなものがあります。
- 大きないびきを繰り返す
- 呼吸が数秒止まる
- 眠りが浅くて何度も起きる
- 夜驚症
- 夜尿症
- 呼吸時にみぞおちがへこむ
- 不機嫌
- 寝起きが悪い
- 口が乾いている
下3つの項目は、睡眠時無呼吸症候群以外でも起こる症状です。しかし、いびきとともにこのほかの症状も併発している場合は、何らかの異常が生じているかもしれません。少しでもおかしいと感じたら、すぐに医療機関で相談しましょう。
関連ページ:赤ちゃんの健康管理のポイントは?いざというときの備えについても解説
赤ちゃんがいびきをかいているときの対処法
赤ちゃんがいびきをかいているときは、何らかの原因で鼻や気道が狭まっている状態です。息がしやすい状態を整えてあげましょう。対処法を解説しますので、参考にしてください。
喉の構造が原因の場合は横向きに寝かせる
喉の構造が原因の場合、成長とともに徐々にいびきも治まります。いびきをしている間は、横向きに寝かせて呼吸しやすい状態を整えてあげましょう。
これは、このあと解説する対処法とともに使える方法でもあります。併用して赤ちゃんの呼吸をサポートしてあげてください。
鼻づまりを解消してあげる
鼻水が大量に出て口呼吸になっている場合は、定期的に鼻水を吸い出してあげましょう。鼻吸い器を使えば、効率的に鼻の中にある鼻水を取り除いてあげられます。風邪などの場合、鼻水を定期的に出してあげることは治療にも有効です。
また、鼻を温める・湿度を一定に保つのも鼻づまりの改善に役立ちます。以下の方法を実践してみてください。
- 蒸しタオルを鼻に押し当てる
- 加湿器や濡れタオルで加湿する
- お風呂に入れてあげる
これらの方法を併用して、鼻づまりを解消しましょう。
関連ページ:手動ポンプ式鼻水吸引器 知母時(ちぼじ)
小児科や耳鼻咽喉科で相談する
鼻水のように分かりやすい症状がない場合や、睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は、医療機関に相談しましょう。耳鼻咽喉科で相談するのが望ましいですが、小児科でも対応してもらえます。
このとき、検査や処置を受けるだけでなく、お家でのケアの仕方も教えてもらいましょう。医療機関での治療だけでなく、普段のケアもしっかりしておけば、快方に向かいやすくなります。
ちなみに、病院で相談するときはいびきや寝ているときの様子を動画で撮影しておくと医師も判断しやすくなります。撮影の際は、以下のポイントをおさえましょう。
- いびきの音や間隔
- 口や鼻の状態
- 喉ぼとけの凹みの有無
- 寝ているときの体勢
一か所からの撮影では分からないものもあります。複数の角度から撮影しておくと、原因をより判断しやすくなります。
病院で受ける主な治療内容
病院では、保護者の話や検査内容からいびきの原因を探し、それに合わせた治療を行います。たとえば、鼻づまりの場合は鼻吸引や病気に合わせた薬の処方が主な治療内容です。肥満などによる体型が影響している場合は、ミルクや食事量などの指導を受けられます。
治療方法は赤ちゃんの症状や医療機関により異なります。お家でのケアも含めて、どんな治療をするのがしっかりと確認しましょう。
まとめ
赤ちゃんのいびきは体の成長によって治まるものから、医師の治療が必要なものまで、原因はさまざまです。病気が原因の場合、治療しないまま放置していると悪化してしまう可能性もあります。少しでも違和感があれば、早めに医療機関へ相談しましょう。


