赤ちゃんの水分補給の重要性とは?知っておきたいポイントを解説

赤ちゃんは大人に比べて新陳代謝が活発で、体内の水分量も多いため、脱水症状を起こしやすい状態にあります。そのため、適切な水分補給が欠かせません。
この記事では、水分補給の重要性から、具体的な方法、おすすめの飲み物、注意点などを解説します。何を飲ませたらよいのか悩まれている方や、飲ませるタイミングが分からない方の参考になれば幸いです。
目次
赤ちゃんの水分補給の重要性とは?知っておきたいポイントを解説
赤ちゃんに水分補給が重要な理由は?
体内の水分割合が高い
体の機能が未発達
赤ちゃんが水分不足をしているサイン
おしっこの回数が減る・便秘
口の中や唇が乾いている・皮膚が乾燥している
ぐずりやすく泣いても涙が出ない・ぐったりしている
赤ちゃんの適切な水分補給の仕方
新生児~生後6ヶ月頃
離乳食開始後(生後6ヶ月頃~)
1歳以降
赤ちゃんにおすすめの飲み物と注意したい飲み物
おすすめの飲み物
注意したい飲み物
赤ちゃんに水分補給をするタイミング
赤ちゃんに上手に水分を飲ませるためのアイテム
まとめ
赤ちゃんに水分補給が重要な理由は?
はじめての育児に取り組んでいる方の中には、水分補給の重要性が十分に理解できていないケースもあるかもしれません。まずは、赤ちゃんにとって水分補給がなぜ大切なのか、その理由を解説していきましょう。
体内の水分割合が高い
赤ちゃんの体重の約70〜80%は、水分で占められています。体重に対する水分量が多いため、わずかに失っただけでも体調に影響を与えやすいのが特徴です。
さらに、赤ちゃんは体重当たりの体表面積が大人より大きく、皮膚から蒸発する水分量も多くなります。新陳代謝も盛んなため、汗の量は大人の約3倍に達することも。言葉で体調の変化を訴えられないぶん、こまめな水分補給が欠かせません。
体の機能が未発達
赤ちゃんは、体温調節機能が未熟なため、気温の変化に影響を受けやすく、汗をかきやすいです。腎臓も発達途上であり、水分の調節機能が十分に備わっていません。そのため、水分が失われやすく、脱水症状を起こしやすいのです。
脱水の目安となる割合は、体重の2%以上とされています。たとえば、体重5kgの赤ちゃんの場合は、わずか100mLの水を体内から失うだけで、脱水を起こしてしまうことも。
また、胃腸が弱いため下痢を起こしやすいのも特徴です。下痢は水分を多く失うため、脱水を招きやすいです。症状に合わせた水分補給の方法も理解しておくと、体調を崩したときにも安心です。
赤ちゃんの水分が不足しているサイン
赤ちゃんは言葉で「喉が渇いた」と伝えることができません。そのため、周りの大人が注意深く観察し、水分不足のサインを見つける必要があります。以下のようなサインが見られたら、水分補給を検討しましょう。
おしっこの回数が減る・便秘
おしっこの回数が減ったり、色が濃くなったりする場合、水分不足の可能性があります。通常、赤ちゃんは1日に10~15回ほどおしっこをしますが、極端に回数が少ない場合は注意が必要です。
また、水分が不足すると便が硬くなり、便秘の原因となることが少なくありません。これらのサインを見逃さず、早めに水分補給を行うことが大切です。
口の中や唇が乾いている・皮膚が乾燥している
通常、赤ちゃんの口の中は湿っており、唾液が適度に分泌されています。しかし、脱水状態になると口が乾き、唾液が減少するため、唇がひび割れたり舌が乾燥したりします。
なお、皮膚が乾燥してカサカサになるのも典型的なサインです。これらの症状に気付いた場合は、すぐに水分補給を行うことが重要です。
ぐずりやすく泣いても涙が出ない・ぐったりしている
一般的に、赤ちゃんが泣くと涙も一緒に出てきます。しかし、脱水状態になると涙の分泌量が減少し、泣いても涙が出ないことがあります。
さらに、水分不足により体力が低下し、元気がなくなり、ぐったりとした様子を見せることも少なくありません。これらの症状が見られたら、速やかに水分補給を行い、場合によっては医師に相談することが大切です。
赤ちゃんの適切な水分補給の仕方
赤ちゃんの月齢によって、適切な水分補給の方法は異なります。ここからは、月齢ごとの適切な摂取の仕方について見ていきましょう。
新生児~生後6ヶ月頃
新生児から生後6ヶ月頃は、基本的に母乳や粉ミルクだけで十分な水分を補給できます。この時期は腎臓の機能が未発達なため、母乳やミルク以外の水分を与える必要はありません。むしろ、過剰な水分は体に負担をかけることがあります。
母乳は赤ちゃんの水分と栄養をバランス良く供給し、ミルクも適切な濃度であれば水分補給に適しています。ただし、脱水症状が疑われる場合や医師の指示がある場合には、状況に応じた対処が必要です。
離乳食開始後
離乳食が始まる生後6ヶ月ごろからは、母乳やミルクに加えて、適切な水分補給が必要になります。離乳食には水分が含まれていますが、それだけでは十分でない場合があるでしょう。
食事のタイミングで白湯や麦茶などを少量与えることで食べ物を飲み込みやすくするほか、水分補給の習慣をつけられます。この時期の赤ちゃんの腎臓は徐々に発達しているため、適量の水分を安全に摂取できます。
1歳以降
離乳食が進み食事からの栄養や水分が増える1歳以降は、水分補給の仕方も変わります。この時期は、母乳やミルクを徐々に減らし、日中は白湯や麦茶、無糖の飲料を活用しましょう。
1歳以降は活動量が増えるため、汗をかいたり喉が渇いたりしやすいもの。外遊びの際や暑い季節はこまめに水分を補給し、脱水症状を防ぐことが大切です。
また、コップやストローで水分をとる習慣をつけることで、自立した飲み方を身につける良い機会にもなります。お気に入りのキャラクターやデザインのコップを使い、こどもが楽しんで水分補給できるようにしましょう。
赤ちゃんにおすすめの飲み物と注意したい飲み物
赤ちゃんに与えるものは、体に負担が少なく、安全なものを選ぶことが大切です。ここからは、おすすめの飲み物と、注意したい飲み物を順番に紹介します。
おすすめの飲み物
赤ちゃんに苦みのある飲み物は好まず、嫌がってしまうことも。飲みやすく、味や香りが少ないものを選ぶのが大切です。具体的には、次のようなものが適しています。
- 麦茶
- ほうじ茶
- 水
これらは外出先でも手に入りやすく、赤ちゃんの水分補給に最適です。麦茶やほうじ茶などは味が商品によって異なるため、好みに合うものをいくつか試してみましょう。
注意したい飲み物
赤ちゃんの健康を守るためには、控えた方がいい飲み物もあります。たとえば、次のようなものは避けた方がよいでしょう。
- ジュース、清涼飲料水
- 牛乳
- 大人用のお茶
ジュースなど甘味の強いものは、糖分がたくさん含まれており、虫歯や肥満の原因に。また、牛乳は満腹感を得られやすいため、ご飯を食べなくなってしまうことがあります。
大人用のお茶にはカフェインが含まれていることがあり、睡眠の妨げになることも。お茶を与えるときは、成分をしっかりと確認するとともに、こども用のものを与えましょう。
赤ちゃんに水分補給をするタイミング
水分を頻繁に与えすぎると、お腹がゆるくなったり、ご飯を食べたがらなくなったりすることも。そのため、赤ちゃんの水分補給は、与えるタイミングを見極めることが大切です。
たとえば、お風呂あがりや起床後、外遊びの後は汗をたくさんかいており、水分補給が欠かせません。これらのタイミング以外にも、赤ちゃんの様子を見て、喉が渇いているようであれば、こまめに水分を与えます。
なお、一度にたくさん飲むと体に負担がかかってしまうため、1回あたり50~100mLくらいを目安にしてください。
赤ちゃんに上手に水分をとらせるアイテム
赤ちゃんはコップで飲むことに慣れておらず、上手く水分を取れないことがあります。コップが難しいときは、哺乳瓶を使ったり、スプーンやスポイトで口に少しずつ入れたりしてもいいでしょう。
また、鼻水で鼻が詰まっている場合は、口呼吸になり水分をとるのが困難です。鼻水吸引器などのアイテムを利用し、鼻呼吸をスムーズにしてから水分を補給してください。
関連ページ:手動ポンプ式鼻水吸引器 知母時(ちぼじ)
まとめ
赤ちゃんは大人よりも水分割合が高く、体の機能も未発達です。健康を守るためには、適切な水分補給が欠かせません。成長段階や体調に合わせて、飲み物の種類や量、与えるタイミングを上手に調整しましょう。


