赤ちゃんの理想の睡眠時間は?快適な環境づくりのポイント

赤ちゃんが元気に成長するためには、十分な睡眠がとても大切です。体や脳を休めるのはもちろん、成長に関するホルモンは眠っている間に分泌されるためです。睡眠時間が足りないと、健康に悪影響を与えてしまうことも。
この記事では、赤ちゃんの理想的な睡眠時間や環境を整えるポイントについて解説します。細切れ睡眠が続いていたり、寝ぐずりをしてしまったりしている方の参考になれば幸いです。
目次
赤ちゃんの理想の睡眠時間は?快適な環境づくりのポイント
赤ちゃんの睡眠時間の目安やサイクルは?
月齢別の睡眠時間の目安
赤ちゃんの睡眠サイクルと成長の関係
赤ちゃんの睡眠リズムが整う時期とその理由は?
睡眠リズムが整い始める時期
睡眠リズムが整わない原因
赤ちゃんが寝付かない時の原因と対策
寝付かない主な原因
昼夜の区別をつける
赤ちゃんの睡眠に理想的な環境
まとめ
赤ちゃんの睡眠時間の目安やサイクルは?
赤ちゃんが眠る時間は一定ではなく、成長段階に応じて大きく変化します。まずは、月齢による睡眠時間の目安や、眠りのサイクルが成長に与える影響について見ていきましょう。
月齢別の睡眠時間の目安
赤ちゃんの月齢によって、1日に眠る時間は異なります。以下の表では、月齢ごとの睡眠時間の目安をまとめました。
| 月齢 | 1日の合計睡眠時間 |
| 新生児(0~1ヶ月) | 16~18時間 |
| 1~3ヶ月 | 14~16時間 |
| 3~6ヶ月 | 13~14時間 |
| 6~12ヶ月 | 11~13時間 |
新生児は、1日の大半を眠って過ごします。そのサイクルは2~3時間ごとに目が覚める「細切れ睡眠」で、昼夜の区別がついていないことがほとんどです。生後1~3ヶ月頃になると昼夜の区別が少しずつつき始め、眠る時間が徐々にまとまっていきます。
赤ちゃんの睡眠サイクルと成長の関係
人の睡眠は「レム睡眠(浅い眠り)」と「ノンレム睡眠(深い眠り)」というサイクルで構成されています。およそ90分周期で変動し、1晩でこのサイクルが4~5回繰り返されます。
新生児期の場合は眠りの周期が短く、約40~50分間でサイクルを繰り返すのが特徴です。脳は浅い眠りの時間で、その日経験したことを整理するといわれています。そのため、脳の発達を促すためには、浅い眠りの時間をしっかりと確保するのが大切です。
赤ちゃんは大人よりも眠りの浅い時間が長いため、ちょっとした刺激でも目覚めてしまいます。眠りが浅いタイミングで抱き上げたり、明かりをつけたりすると本格的に覚醒してしまうため、少しぐずったからといって刺激を与えないように注意が必要です。
また、赤ちゃんは生後1年間で約25cmも身長が伸びるといわれています。深い眠りのタイミングで体の発育に欠かせない成長ホルモンが多く分泌されるため、両サイクルが繰り返されるように、しっかりと睡眠時間を確保するのが大切です。
赤ちゃんの睡眠リズムが整う時期とその理由は?
子どもが健やかに成長するためには、規則正しい睡眠のリズムを確立することが不可欠です。 ここでは、リズムがいつ頃からどのように変化していくのか、その背景にある発達段階と合わせて紹介します。さらに、スムーズに眠りにつけないときは、どのようにサポートすれば良いかも合わせて解説しましょう。
睡眠リズムが整い始める時期
赤ちゃんの睡眠リズムが整い始めるのは、生後3~4ヶ月頃からとされています。
新生児期は昼夜の区別がなく、細切れに眠るのが特徴です。そして、3ヶ月を過ぎる頃から徐々に昼間は起きている時間が長くなり、夜にまとめて眠るようになります。これは、脳と体が発達して体内時計(概日リズム)が機能し始めるためです。
なお、リズムが整うタイミングには個人差があります。無理に寝かせようとすると、負担がかかってしまうため、赤ちゃんの様子に合わせて判断しましょう。
睡眠リズムが整わない原因
睡眠リズムが整わないのは、以下のような要因が考えられます。
- 家族の生活サイクルが不規則である
- 部屋が明るい・温度や湿度などが適切ではない
- 眠る前に刺激の多い活動をする
家族が夜通し起きているなど不規則な生活をしてしまったり、部屋を明るいままにしてしまったりすると、赤ちゃんが眠る時間だと認識できません。
睡眠リズムを整えるためには、眠りにつくまでの過ごし方や、環境がとても重要です。安定した眠りのサイクルを獲得するためには、家族が協力し合って、眠りやすい環境を整えてあげましょう。
赤ちゃんが寝付かない時の原因と対策
なかなか赤ちゃんが眠りにつけない時は、保護者はその理由を特定し、適切な対応をとりましょう。ここでは、寝付けない主な原因と、効果的な解決策をご紹介します。
寝付かない主な原因
眠りにつけずにぐずるのは、赤ちゃんも保護者も辛いものです。なかなか寝付かない主な原因は、以下のような点が考えられます。
- お腹が空いて眠れない
- 鼻づまりやお腹の不快感、風邪などの症状がある
赤ちゃんがなかなか寝付かない原因はさまざまです。空腹で眠れないなら授乳をする、鼻づまりが気になるなら鼻吸い器を使うなど、考えられる原因を一つずつ解決し、眠りにつけるようにサポートしてあげましょう。
昼夜の区別をつける
睡眠サイクルを整えるためには、昼夜の区別をつけることも大切です。
まずは、朝になったらカーテンを開けて、赤ちゃんに10~15分ほど朝日を浴びさせましょう。日光には体内時計をリセットする効果があり、昼夜の区別をつけやすくなります。
日中は活動的に過ごすのも重要です。昼間は適度に外出し、赤ちゃんに自然光を浴びせたり、遊びを取り入れたりしましょう。日中にしっかりと体を動かすと、昼夜の区別がつきやすくなるほか、体が適度に疲れて夜に深く眠る手助けになります。
就寝前には、リラックスする習慣をつけましょう。寝る1時間前にお風呂に入れることで体温が下がり、自然と眠気を誘います。子守唄や絵本の読み聞かせなどは、静かな時間を作り、赤ちゃんを落ち着かせる効果があります。
体内時計を整えたり睡眠に向けて心身をリラックスさせたりすると、昼夜の区別がつき、ぐっすりと眠りやすくなります。生後しばらく経ってからも夜まとまって眠れない場合は、このような工夫をすると良いでしょう。
赤ちゃんの睡眠に理想的な環境
良質な睡眠を促すためには、周りの環境を整えることが重要です。以下に、快適な環境作りのポイントを紹介します。
| 部屋の環境を整える | エアコンや加湿器を活用し、快適な室温と湿度を保つ。 外の光や音が気になる場合は遮光カーテンを取り入れたり、音が響きにくい場所で赤ちゃんを寝かしつけたりする。 |
| 寝具を整える | 布団の肌触りが悪いと赤ちゃんが寝付けない原因になるため、肌触りがよいものを選ぶ。 寒いからと厚手の布団をかけていると、赤ちゃんにとっては暑すぎることもあるので、体に熱がこもっていないか確かめる。 |
| 生活音を軽減させる | テレビや大人の話し声が気になって眠りにつけないときは、生活音をなるべく出さないように心がける。 |
| 活動する場所と寝室を分ける | 日中活動する部屋と寝室とはなるべく分けて、「この場所では睡眠をとる」と赤ちゃんに認識させる。 |
朝日を浴びたり日中しっかりと活動したりしても、なかなか眠りにつけないこともあります。その場合は、眠りに適した環境かどうかを見直してあげましょう。
まとめ
環境を整えて良質な睡眠をとることは、赤ちゃんの健やかな成長に欠かせません。生活リズムを整えたり、夜のリラックス習慣を取り入れたりすれば、赤ちゃんの睡眠リズムは自然と整います。無理なく毎日のルーティンに取り入れて、心地よい眠りをサポートしましょう。


