哺乳瓶を安全に消毒する方法は?必要性も知っておこう

赤ちゃんのお世話に欠かせない哺乳瓶は、大人が使う食器よりも衛生的に管理しなくてはなりません。普段のお世話の一環として行っている方が大半かと思いますが、そもそもなぜ消毒が必要か、疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
本記事では、哺乳瓶をはじめとしたミルクに関わる道具を消毒する理由と、正しい処理の仕方をまとめました。あわせて道具の管理方法などにも触れています。哺乳瓶の消毒方法や安全な管理方法を知りたい方は、チェックしてみてください。
目次
哺乳類を安全に消毒する方法は?必要性も知っておこう
哺乳瓶を消毒する理由は?
哺乳瓶を消毒するタイミング
生後3~4か月までは毎回消毒する
月齢や成長に問わず消毒した方がいいタイミング
主な消毒方法
煮沸消毒
薬液消毒
安全に消毒する方法
用意するもの
洗う前に手を清潔する
飲み残しを処分してから哺乳瓶を洗う
消毒して乾燥させる
哺乳瓶以外にも消毒が必要なベビーグッズ
消毒の必要がなくなった哺乳瓶はどう扱うの?
まとめ
哺乳瓶を消毒する理由は?
一般的に大人の食器は、洗剤で洗うだけで十分です。そのため「哺乳瓶を消毒する理由が分からない」と思う方もいらっしゃるかもしれません。これには、赤ちゃんの免疫力が関係しています。
赤ちゃんは生まれたてのころ、免疫力が十分に育っていません。そのため、大人や幼児なら問題ない菌でも、胃腸炎をはじめとした感染症にかかる恐れがあります。
同じ理由で、赤ちゃんに与えるミルクの温度や飲み残しの処理などもやり方が定められています。哺乳瓶の洗浄と消毒は、適切な方法を守りましょう。
哺乳瓶を消毒するタイミング
哺乳瓶を消毒する頻度は、月齢や赤ちゃんの状態によって異なります。ここでは、適切なタイミングについて解説します。
生後3~4か月までは毎回消毒する
赤ちゃんが自力で免疫を作れるようになるのが、生後3~4か月頃です。この時期から細菌やウイルスに対する抗体を獲得し、高めていきます。この時期までは、哺乳瓶や乳首は適切な手順で消毒しましょう。
生後5~6か月頃からは、赤ちゃん自身の免疫力が向上しています。この時期になれば、消毒の頻度を減らしていっても問題ありません。
ただし、月齢はあくまでも目安です。医師から免疫力が低いと指摘されている場合は、消毒を継続しておくと安心です。
月齢や成長に問わず消毒した方がいいとき
月齢や成長によって消毒が必要になくなった場合でも、以下の状態に該当する場合は、消毒した方が安心です。
- 赤ちゃんが体調を崩している
- 風邪などの感染症が流行っている
- 梅雨や夏場などの菌が繁殖しやすい時期
このような状況では赤ちゃん自身が弱っていたり、自分の免疫力だけでは対応しきれなかったりします。体調の悪化を防ぐためにも、哺乳瓶や乳首はきちんと消毒しておきましょう。
主な消毒方法
哺乳瓶を安全に消毒する方法は、大きく分けて2つあります。必要な道具や処理時間は異なりますので、ご家庭の状況に適した方法を選びましょう。
煮沸消毒
鍋で道具を煮て消毒する方法が、煮沸消毒です。哺乳瓶のパーツと乳首を鍋に入れ、沸騰するまで火にかけます。
ガラス製なら7分程度、乳首やキャップなどのパーツは3~5分程度、煮沸します。樹脂製を煮沸消毒する際は、製品の説明書に記載されている時間を守りましょう。
消毒が終わったら、トングなどで取り出して清潔な場所で乾燥させます。お鍋と水・コンロがあればどこでもできるため、比較的簡単かつ有効な方法です。
薬液消毒
薬液消毒は、専用の消毒液に哺乳瓶やそのパーツ・乳首をつけて消毒する方法です。消毒液のほか、専用の容器が必要なため、あらかじめ用意しておきましょう。
専用容器に消毒液を規定量まで入れたら、哺乳瓶をつけ置きします。消毒液によりつけ置き時間が異なるため、はじめて使うときは必ず使用方法を確認してください。
また、消毒液によっては哺乳瓶をつけたまま保管できるタイプもあります。このタイプなら使用時に取り出して洗うようにすれば、洗浄後に哺乳瓶が細菌やウイルスに汚染されるのを予防できます。消毒液の匂いが気になる場合は、軽くすすいでからミルクを作るとよいです。
安全に消毒する方法
安全に消毒するためには、煮沸したり薬液につけたりするだけでは、不十分です。ここでは、準備するものや手順について紹介しましょう。
用意するもの
哺乳瓶を消毒する際は、以下の道具を用意します。
- 哺乳瓶専用ブラシ
- ベビーグッズ用の洗剤
- 消毒用の道具
哺乳瓶は細長い形をしているため、通常のスポンジではきれいに洗うことができません。専用のブラシに無香料・無着色の洗剤をつけて、側面や底まで丁寧に洗いましょう。
また、消毒用の道具は、煮沸と薬液では使う道具が異なります。用意する道具を間違えないようにしましょう。
洗う前に手を清潔にする
細菌やウイルスは、哺乳瓶やその中身のミルクだけでなく、保護者の手にも繁殖しています。せっかく消毒しても、手についた雑菌が移っては意味がありません。消毒する前に、手を石鹸と流水でしっかり洗いましょう。
特に指の間や爪の周りには汚れや雑菌が残りやすいため、念入りに洗ってください。洗ったあと、消毒液で殺菌するのもおすすめです。
飲み残しを処分してから哺乳瓶を洗う
哺乳瓶に残った飲み残しは、少量であっても必ず捨ててください。ミルクは栄養が豊富に含まれているため、放置しておくと雑菌が繁殖してしまいます。ミルクを捨てたら軽くすすいで、哺乳瓶を洗浄します。
哺乳瓶を洗う際は、専用のブラシを使いましょう。特に乳首部分は汚れが溜まりやすく、雑菌が繁殖しやすいため、念入りに洗ってください。洗い終わったらしっかりすすぎ、洗剤が残らないようにするのがポイントです。
消毒して乾燥させる
洗い終わったら、哺乳瓶を消毒します。煮沸・薬液のどちらでも構いません。どちらの場合も手順にしたがって、正確に行いましょう。
消毒が終わったら、風通しがよく清潔な場所に哺乳瓶を置いて乾燥させます。効率的に乾かしたいときは、専用の乾燥ラックを使うのがおすすめです。
水分が残っている状態だと、細菌やウイルスが繁殖してしまいます。完全に乾いた状態を確認してから、保管・使用してください。
哺乳瓶以外にも消毒が必要なベビーグッズ
消毒が必要なのは、哺乳瓶や乳首だけではありません。洗浄に使ったブラシやたらいなども、しっかりと消毒しましょう。もし搾乳機を使用しているなら、同じように洗浄・消毒してから清潔な場所に保管してください。
なお、粉ミルク用の計量スプーンは、乾燥しているなら毎回消毒する必要はありません。床に落としたときや水分が付いたときなどは、哺乳瓶と同じように洗って消毒してから使います。
消毒の必要がなくなった哺乳瓶はどう扱うの?
赤ちゃんの免疫力が鍛えられるようになったら、哺乳瓶も大人の食器や調理器具と同じように洗っても問題ありません。赤ちゃん用の食器も同じです。
乾燥させるときは、湿気が少なく清潔な場所に置くようにしましょう。また、ごくまれに大人が使っている食器などから細菌やウイルスが移る場合もあります。大人のものとは別の場所で乾燥・管理してください。
まとめ
生まれたての赤ちゃんは、免疫力が未熟です。そのため、哺乳瓶をはじめとするベビーグッズは、厳重な衛生管理が必要です。適切なタイミングで消毒して、常に清潔な状態を維持してください。
また、細菌やウイルスは、哺乳瓶を扱う保護者の手からも移ることがあります。ミルクを作るときはもちろん、洗浄・消毒する前もしっかり手を洗うことが大切です。赤ちゃんの健康を守るために、日々の丁寧な管理を心がけましょう。


