乳児湿疹の顔の洗い方|石鹸と保湿のコツ

赤ちゃんの顔に赤いポツポツやカサつきがあると、「毎日洗っていいの?」「石鹸を使っても大丈夫?」と迷うことがあります。生後1〜6か月頃は、皮脂や汗、ミルク、よだれなどが肌に残り、顔まわりに湿疹が出やすい時期です。
乳児湿疹の顔の洗い方で大切なのは、汚れを落としながら、肌に負担をかけすぎないことです。強くこすったり、何度も洗ったりすると、かえって乾燥や刺激につながることも少なくありません。一方で、汚れが残ったままになると、湿疹や赤みの原因になることもあります。
この記事では、乳児湿疹が気になるときの顔の洗い方や、乳児湿疹の顔に石鹸を使うときの注意点、洗顔後の保湿方法について解説します。
目次
乳児湿疹の顔の洗い方|石鹸と保湿のコツ
乳児湿疹が気になるときも顔は毎日洗ったほうがいい?
白湯やガーゼで拭くだけでは不十分なこともある
洗いすぎも肌の負担になることがある
乳児湿疹の原因は?なぜ顔にできやすい?
皮脂や汗が刺激になることもある
ミルクやよだれが肌トラブルを招くケースも
乳児湿疹を防ぐための顔の洗い方
泡で優しく洗う
洗顔料はしっかり落とす
タオルで押さえるように拭く
石鹸やボディーソープについても知ろう
洗顔後はできるだけ早く保湿をしよう
よだれや汗を拭いた後も保湿を意識する
湿疹が出てしまったら?
まとめ
乳児湿疹が気になるときも顔は毎日洗ったほうがいい?
乳児湿疹があると、「刺激になりそうだから洗わないほうがよいのでは」と感じることがあります。しかし、赤ちゃんの顔には汗や皮脂、ミルク、よだれ、ほこりなどが付着しやすいため、毎日やさしく清潔にすることが大切です。
特に口まわりやほっぺ、あごの下は汚れが残りやすい部分です。汚れが肌に残ると刺激になり、赤みや湿疹につながることがあります。ただし、大人の洗顔のようにしっかりこする必要はありません。泡で包むように短時間で洗い、肌への摩擦を少なくしましょう。
白湯やガーゼで拭くだけでは不十分なこともある
軽い汚れであれば、ぬるま湯で濡らしたガーゼや柔らかいタオルで拭くだけでもよい場合があります。ただし、皮脂やミルク汚れは水だけでは落ちにくいことがあります。
また、拭き方そのものが赤ちゃんの肌への刺激になることもあります。とくに口まわりは、ミルクやよだれが付きやすく、1日に何度も拭くことで肌が乾燥しやすくなります。汚れを落とそうとして強くこすったり、同じ部分を繰り返し拭いたりすると、赤みやかさつきにつながる場合もあるため注意が必要です。
顔がベタついている、口まわりにミルクやよだれが残っている、湿疹を繰り返している場合は、ベビー用の洗浄料や石鹸を使ってやさしく洗う方法もあります。拭くときはこすらず、押さえるように水分や汚れを取りましょう。拭いた後は、赤みや乾燥、かさつきが出ていないか確認してあげることも大切です。
洗いすぎも肌の負担になることがある
顔を清潔にすることは大切ですが、洗いすぎには注意が必要です。1日に何度も石鹸で洗ったり、汚れを落とそうとしてゴシゴシこすったりすると、肌に必要なうるおいまで奪われやすくなります。
石鹸を使った洗顔は、基本的に入浴時の1日1回程度を目安にしましょう。日中によだれやミルクが付いたときは、濡らした柔らかい布でそっと拭き取ると安心です。
乳児湿疹の原因は?なぜ顔にできやすい?
顔は外気に触れやすく、よだれやミルクの影響も受けやすいため、湿疹が目立ちやすい部位です。特に生後間もない頃は皮脂の分泌が多く、額や頬、頭皮などに湿疹が出やすい傾向があります。その後、月齢が進むにつれて皮脂の量が落ち着き、乾燥しやすくなるケースも見られます。
皮脂や汗が刺激になることもある
皮脂や汗が肌に残ると、毛穴まわりの刺激になり、赤いポツポツやかさぶたのような湿疹につながることがあります。赤ちゃんは体温が高く、汗をかきやすいという特徴があります。さらに、生後しばらくは皮脂の分泌も盛んなため、顔がベタつきやすくなります。
額、ほっぺ、小鼻のまわりなどは皮脂や汗がたまりやすい部分です。汚れをそのままにせず、入浴時にやさしく洗い流しましょう。
ミルクやよだれが肌トラブルを招くケースも
授乳後のミルクや口から流れたよだれが肌に残ると、口まわりやあご、首元の刺激になることがあります。赤ちゃんは自分で顔を拭けないため、保護者がこまめにケアしてあげることが大切です。
一方で、よだれが多い赤ちゃんでは、湿疹そのものだけでなく「拭く回数の多さ」が肌への負担になることもあります。汚れを取ろうとして何度も強くこすると摩擦が増え、口まわりの乾燥や赤みにつながる場合があります。
柔らかいガーゼやタオルを使い、押さえるように水分を取りましょう。スタイや服が濡れている場合は、こまめに取り替えることも肌への刺激を減らすポイントです。
乳児湿疹を防ぐための顔の洗い方
乳児湿疹を起こしにくい肌環境を整えるには、汚れを落とすことだけでなく、洗うときの力加減にも注意が必要です。赤ちゃんの顔はデリケートなため、ゴシゴシ洗わず、泡で包み込むように洗いましょう。その際は、洗顔そのものよりも、「やさしく洗うこと」を意識することが重要といえます。洗う前には保護者の手を清潔にし、爪も短く整えておくと安心です。
泡で優しく洗う
赤ちゃんの顔を洗うときは、指でこするのではなく、泡で汚れを浮かせるように洗います。泡が少ないと手の摩擦が直接肌に伝わりやすくなるため、しっかり泡立ててから使うことがポイントです。
泡タイプの洗浄料は手早く使いやすく、固形石鹸を使う場合は、手や泡立てネットで十分に泡立ててから使いましょう。目や口に入らないよう注意しながら、短時間で済ませます。
洗顔料はしっかり落とす
洗顔料や石鹸が肌に残ると、かゆみや赤み、湿疹の原因になることがあります。洗った後は、ぬるま湯でしっかりすすぎましょう。
顔に直接お湯をかけにくい場合は、ぬるま湯を含ませた柔らかいガーゼで、泡をやさしく拭き取ります。髪の生え際、小鼻の横、あごの下は泡が残りやすい部分です。洗い残しがないか確認しましょう。
タオルで押さえるように拭く
洗顔後は、柔らかいタオルで水分を押さえるように拭き取ります。こするように拭くと、肌に負担がかかってしまいます。
タオルは清潔なものを使い、顔だけでなく、首のしわや耳の後ろも確認しましょう。水分が残ったままだと蒸発とともに乾燥しやすくなるため、洗った後は早めに水分を取ることが大切です。
石鹸やボディーソープについても知ろう
乳児湿疹の顔に石鹸を使う場合は、赤ちゃん向けの低刺激タイプを選ぶと使いやすいです。固形石鹸、泡タイプ、液体タイプなどがありますが、どれが合うかは赤ちゃんの肌の状態や家庭での使いやすさによって異なります。
泡タイプは最初から泡で出てくるため、手早く洗いやすい点が特徴です。赤ちゃんが動くケースや、顔を洗うことを嫌がる赤ちゃんの場合は、短時間で洗いやすい泡タイプのほうが続けやすいことがあります。
しっかり泡立てられるなら、固形石鹸も選択肢に入るでしょう。泡立てネットなどを使って十分に泡を作り、肌をこすらず泡で包み込むように洗ってください。また、液体タイプは量を調整しやすいのが特徴です。体と顔を同じ洗浄料で洗いたい家庭にも使いやすい場合があります。
どのタイプを使うにせよ、使い始めた後に赤みが増える、乾燥が強くなる、かゆそうにするなどの変化がある場合は、無理に使い続けず見直しましょう。
洗顔後はできるだけ早く保湿をしよう
乳児湿疹の顔の保湿は、洗顔と同じくらい大切なケアです。洗った後の肌は、水分が蒸発しやすく時間が経つと乾燥しやすくなります。顔を洗った後は、できるだけ早めに保湿剤を塗りましょう。
保湿剤は、頬や口まわり、あご、額などにやさしく広げます。すり込むのではなく、肌の上に薄くのせるように伸ばすのがポイントです。
特に口まわりは、保湿剤を塗ってもよだれやミルクで落ちやすい部分です。入浴後や洗顔後だけでなく、日中も赤みや乾燥、かさつきが出ていないか様子を見ながら、必要に応じて塗り直すことがあります。
乳児湿疹の予防は洗顔だけではありません。清潔にすること、保湿すること、摩擦や汚れなどの刺激を減らすことをセットで考えましょう。
よだれや汗を拭いた後も保湿を意識する
よだれや汗を拭いた後は、肌のうるおいも一緒に失われやすくなります。口まわりを拭いた後や汗を拭き取った後も、必要に応じて保湿をしましょう。
特によだれが増える時期は、口の下やあごが荒れやすくなります。柔らかい布で押さえるように拭き、その後に保湿する流れを習慣にすると安心です。
湿疹が出てしまったら?
湿疹が出てしまうと、「洗い方が悪かったのでは」「保湿が足りなかったのでは」と不安になることもあります。しかし、一度湿疹が出たからといって、必ずしも家庭でのケアが間違っていたとは限りません。赤ちゃんの肌はデリケートで、汗や皮脂、ミルク、よだれ、乾燥などの影響を受けやすいため、こまめにケアをしていても湿疹が出ることがあります。
湿疹が出てしまったときも、まずは赤ちゃんの肌をやさしく整え、保湿を続けることが基本です。顔に湿疹があるからといって洗わずにいると、汗や皮脂、ミルク汚れが刺激になることがあります。
ただし、赤みが強い部分やジュクジュクしている部分を強く洗うのは避けましょう。泡をそっとのせるように洗い、すすぎ残しがないようにしたうえで、やさしく水分を拭き取ります。
市販薬を使う場合は、自己判断に頼りすぎないことも大切です。「赤みが強い」「ジュクジュクしている」「かゆみが強そう」「湿疹が広がっている」「保湿や洗顔を続けても症状が落ち着かない」という場合は、小児科や皮膚科で相談しましょう。
まとめ
乳児湿疹が気になるときの顔の洗い方では、「洗顔」「保湿」「刺激を減らす」の3点を意識することが大切です。赤ちゃんの顔には、汗や皮脂、ミルク、よだれなどが付着しやすいため、毎日の入浴時にやさしく洗いましょう。
洗うときは泡で包むようにしてこすらず、洗顔料や石鹸が残らないようにしっかりすすぎます。洗顔後はタオルで押さえるように水分を取り、できるだけ早く保湿を行いましょう。
湿疹が出てしまった場合も、基本は清潔と保湿です。赤みが強い、ジュクジュクしている、かゆみが強そうなときは、医療機関に相談しましょう。


