赤ちゃんの鼻呼吸は大丈夫?見守り方を解説

赤ちゃんの寝息を聞いていると、「ちゃんと息ができているかな」「口が開いているけど大丈夫かな」と不安になることがあります。赤ちゃんは大人より鼻の通り道が狭く、少しの鼻水や鼻くそでも呼吸しづらそうに見えることがあります。ただし、口が少し開いているだけで、すぐに異常と判断する必要はありません。
この記事では、赤ちゃんの鼻呼吸の特徴や、苦しそうに見えるときのチェックポイント、家庭でできるケア、小児科に相談する目安をわかりやすく解説します。
目次
赤ちゃんの鼻呼吸は大丈夫?見守り方を解説
赤ちゃんはどうやって呼吸しているの?
赤ちゃんは鼻呼吸が中心
成長とともに口呼吸もできるように
鼻づまりがあると呼吸しづらくなることも
鼻呼吸が苦しそう?チェックしたいタイミング
授乳やミルクのとき
寝つきが悪いとき
機嫌が悪いとき
赤ちゃんの鼻呼吸を見守るときのポイント
普段と比べて様子が変わっていないか確認する
口が少し開いていても慌てない
授乳や睡眠の様子を確認する
鼻水や鼻づまりがあるときはひと工夫したケアを
小児科に相談するのはこんなとき
呼吸が苦しそう
授乳量が減っている
発熱や咳などの症状がある
まとめ
赤ちゃんはどうやって呼吸しているの?
赤ちゃんの呼吸は、大人と同じように見えても、発達の段階によって特徴があります。呼吸の様子を見守る際には赤ちゃんならではの特徴を知っておくことが、焦らずにケアをするうえでは大切です。
赤ちゃんは鼻呼吸が中心
新生児から乳児期の赤ちゃんは、基本的に鼻呼吸が中心です。母乳やミルクを飲むときに口を使うため、鼻から空気を取り込みながら飲みやすい体のつくりになっています。
そのため、鼻がつまると授乳中に口を離したり、飲みにくそうにしたりすることがあります。赤ちゃんは大人のように自然に口呼吸へ切り替えるのが得意ではないため、鼻の通りを見守ることが大切です。
成長とともに口呼吸もできるように
月齢が上がるにつれて、赤ちゃんは少しずつ口呼吸もできるようになります。泣いたあとや寝ているときに、口が少し開いていることもあります。そのため、口が開いているだけで異常とは限りません。
一方で、常に口が開いている、呼吸が苦しそう、飲む量が減っている場合は、鼻づまりや体調不良が関係している可能性があります。
鼻づまりがあると呼吸しづらくなることも
赤ちゃんの鼻の中はとても小さく、空気の通り道も大人より狭くなっています。そのため、少量の鼻水や乾いた鼻くそでも、呼吸しづらそうに見えることがあります。
鼻が少し鳴っている、もしくは鼻づまりがあるような様子でも、それだけで異常とは限りません。大切なのは、授乳中に何度も口を離していないか、普段通り眠れているか、機嫌が大きく変わっていないかなど、いつもの様子とあわせて確認することです。
鼻の音や見た目だけで判断するのではなく、赤ちゃんが普段通り過ごせているかという視点で見守りましょう。顔色がよく、授乳や睡眠に大きな変化がなければ、家庭で様子を見られる場合もあります。
鼻呼吸が苦しそう?チェックしたいタイミング
赤ちゃんの鼻呼吸が苦しそうに見えるときは、どの場面で困っているのかを確認しましょう。授乳中、寝る前、機嫌が悪いときなどは、鼻づまりの影響が出やすいタイミングです。
授乳やミルクのとき
鼻呼吸がしづらいと、授乳やミルクのときに変化が出やすくなります。途中で口を離す、むせる、飲む量が減る、いつもより時間がかかるといった様子が見られることがあります。
いつもはスムーズに飲めているのに、急に休み休みになる場合は、鼻づまりや体調の変化が影響しているかもしれません。授乳前に鼻の様子を確認し、普段と違いがないか見てあげると安心です。
寝つきが悪いとき
鼻がつまっていると、横になったときに呼吸がしづらくなり、寝つきが悪くなることがあります。眠りが浅くなったり、夜中に何度も起きたりする場合もあります。寝る前の様子や夜間の眠り方を観察し、普段との違いがないか確認してみましょう。
機嫌が悪いとき
鼻がつまって呼吸しづらいと、赤ちゃんの不快感につながります。よく見られるのは、ぐずりやすい、抱っこを求める、いつもより泣きやすいといった様子です。
ただし、機嫌が悪い原因は鼻の状態だけとは限りません。機嫌だけで判断するのではなく、授乳、睡眠、鼻水、発熱の有無などをあわせて確認しましょう。普段と違う状態が続く場合は、早めに相談することも大切です。
赤ちゃんの鼻呼吸を見守るときのポイント
赤ちゃんの鼻呼吸を見守るときは、鼻だけでなく、授乳や睡眠、機嫌なども含めて全体の様子を見ることが大切です。普段と比べて変化があるかどうかを確認しましょう。
普段と比べて様子が変わっていないか確認する
赤ちゃんの呼吸を見るときは、「いつもと違うかどうか」を基準にするとわかりやすくなります。授乳量、睡眠時間、機嫌、顔色などを普段と比べて確認しましょう。
一時的に音が気になる場面があっても、授乳量や睡眠、機嫌、顔色が普段と変わらなければ、落ち着いて様子を見られることがあります。反対に、鼻の音が目立たなくても、飲む量が減っていたり、眠れなかったりする場合は注意が必要です。
口が少し開いていても慌てない
赤ちゃんの口が少し開いていると、鼻呼吸ができていないのではと心配になることがあります。しかし、大切なのは、口が開いていることそのものではなく、苦しそうな呼吸になっていないかという点です。
赤ちゃんは、寝ている姿勢や眠りの深さによって、自然に口が開くこともあります。そのため、苦しそうな呼吸になっていないか、胸やお腹の動きが大きすぎないか、顔色が悪くないかを見て、機嫌よく過ごせている場合は落ち着いて様子を見るようにしましょう。
授乳や睡眠の様子を確認する
鼻呼吸がしづらいと、授乳や睡眠に影響が出やすくなります。赤ちゃんは鼻呼吸が中心のため、呼吸しづらい状態が続くと、飲みにくそうにしたり、途中で何度も休んだりすることがあります。
また、眠ってもすぐ起きる、寝苦しそうに体を動かすといった様子が見られる場合もあります。鼻の音だけで判断するのではなく、「飲めているか」「眠れているか」という視点で確認することが大切です。
泣いたあとや眠りの浅い時間帯は、呼吸が一時的に乱れることもあります。しばらくして落ち着くようであれば、すぐに慌てず、普段通り飲めているか眠れているかを見て判断しましょう。
鼻水や鼻づまりがあるときはひと工夫したケアを
鼻水や鼻づまりがあるときは、赤ちゃんが呼吸しやすい環境を整えてあげることが大切です。部屋の乾燥を防ぐ、鼻水をやさしく拭き取る、授乳前や寝る前に鼻の状態を確認するなど、負担の少ない方法から取り入れてみましょう。
ただし、鼻の音や見た目だけで判断するのではなく、授乳中に苦しそうではないか、眠りにくそうにしていないかといった様子もあわせて確認することが大切です。
鼻水が多くて呼吸しづらそうな場合は、鼻水吸引を取り入れる方法もあります。ケアそのものを目的にするのではなく、赤ちゃんが少しでも呼吸しやすく過ごせる状態を目指して、様子を見ながら短時間でやさしく行いましょう。
小児科に相談するのはこんなとき
赤ちゃんの鼻づまりや口呼吸のような様子は、家庭で見守れることもあります。ただし、呼吸の苦しさが強い場合や、授乳量の低下、発熱、咳などを伴う場合は注意が必要です。
呼吸が苦しそう
胸やお腹を大きく動かして息をしている、呼吸が速い、顔色が悪い、唇の色がいつもと違うといった場合は、早めに小児科へ相談しましょう。
息を吸うたびに肋骨のあたりがへこむように見える場合も、呼吸に負担がかかっているサインのひとつです。迷う場合は、自己判断せず医療機関に相談すると安心でしょう。
授乳量が減っている
鼻づまりなどで飲みにくい状態が続くと、授乳量やミルクの量が減ることがあります。一時的に飲みにくそうにしていても、その後しっかり飲めている場合は、授乳の様子を見守りながら経過を確認しましょう。
しかし、飲む量が明らかに少ない、何度も途中でやめてしまう、眠れない状態が続く場合は注意が必要です。おしっこの回数が減っている、ぐったりしている場合も、早めに相談しましょう。
発熱や咳などの症状がある
鼻づまりに加えて、発熱や咳、強い機嫌の悪さがある場合は、風邪や感染症などが関係していることもあります。特に低月齢の赤ちゃんは体調が変化しやすいため、症状が重なっているときは慎重に見守りましょう。
咳き込んで眠れない、熱がある、ぐったりしているといった様子がある場合は、小児科へ相談してください。
まとめ
赤ちゃんは鼻呼吸が中心で、授乳中も鼻から空気を取り込みやすい体のつくりになっています。ただし、鼻の通り道が狭いため、少量の鼻水や鼻くそでも呼吸しづらそうに見えることがあります。
口が少し開いているだけで慌てる必要はありませんが、授乳量、睡眠、機嫌、顔色などを普段と比べて見守ることが大切です。
鼻水や鼻づまりがあるときは、加湿ややさしい鼻水ケア、必要に応じた鼻水吸引などで、呼吸しやすい環境を整えてあげましょう。呼吸が苦しそう、授乳量が減っている、発熱や咳があるなど心配な症状が見られる場合は、早めに小児科へ相談してください。


