歯ぐずりで赤ちゃんが寝ない?よくある症状と家庭でできるケア

赤ちゃんが急に不機嫌になったり、夜泣きが増えたりすると、「体調が悪いのかな」「どこか痛いのかな」と心配になることがあります。特に生後半年ごろになると、よだれが増える、何でも口に入れてかじる、寝つきが悪くなるなど、これまでと違う様子が見られることも少なくありません。
その原因の一つとして考えられるのが、乳歯が生える前後に起こる「歯ぐずり」です。歯ぐずり自体は、赤ちゃんの成長過程で見られる自然な変化の一つとされています。ただし、発熱や下痢、ぐったりしている様子などがある場合は、歯ぐずり以外の原因も考えられます。
この記事では、歯ぐずりの時期やよくあるサイン、家庭でできるケア、寝ないときの対応について分かりやすく紹介します。
目次
歯ぐずりで赤ちゃんが寝ない?よくある症状と家庭でできるケア
歯ぐずりとは?いつから始まる?
歯ぐずりでよく見られるサイン
歯ぐずりのあとに始まる乳歯の成長
歯ぐずりしている赤ちゃんを落ち着かせるには?
歯茎をやさしく冷やす
歯固めを使う
抱っこや環境を整えて安心させる
鼻づまりなど別の不快感も確認する
歯ぐずりで寝ないときはどうする?
歯ぐずりが始まったら親が気をつけたいこと
歯ぐずり以外の体調不良に注意する
病院へ相談したほうがよいケース
まとめ
歯ぐずりとは?いつから始まる?
歯ぐずりとは、乳歯が生える前後に歯茎のムズムズ感や違和感が生じ、赤ちゃんが泣きやすくなったり、機嫌が悪くなったりする状態のことです。赤ちゃんはまだ言葉で不快感を伝えられないため、泣く、ぐずる、眠りにくくなるといった反応で気持ちを表します。
歯ぐずりが始まる時期は赤ちゃんによって異なりますが、目安としては生後6か月ごろから見られることがあります。ただし、乳歯の生え始めには個人差があり、生後4か月ごろから口の中を気にする赤ちゃんもいれば、1歳近くになってから歯が見え始める赤ちゃんもいます。
歯ぐずりでよく見られるサイン
歯ぐずりの時期には、よだれが増える、手やおもちゃを口に入れる、歯茎をかゆそうにする、機嫌が悪くなる、寝つきが悪くなるなどの変化が見られることがあります。
また、歯茎が少しふくらんで見えたり、授乳や離乳食の途中で口を離したりする場合もあります。ただし、高熱、激しい下痢、嘔吐、ぐったりしている様子などは、歯ぐずりだけが原因とは限りません。体調全体をあわせて確認することが大切です。
歯ぐずりのあとに始まる乳歯の成長
歯ぐずりのあと、下の前歯から少しずつ乳歯が見え始めることがあります。一般的には、下の前歯、上の前歯、奥歯へと順番に生えていくことが多いですが、生え始めの時期や順番には個人差があることを理解しておきましょう。
周囲の子と比べて「まだ生えてこない」「順番が違う」と感じても、すぐに慌てる必要はありません。乳歯は最終的に20本生えそろい、2〜3歳ごろまでかけてゆっくり成長していきます。
歯が見え始めたら、ガーゼでやさしく口の中を拭くなど、少しずつお口のケアに慣れていきましょう。
歯ぐずりしている赤ちゃんを落ち着かせるには?
歯ぐずりが始まると、赤ちゃんは歯茎の違和感をうまく処理できず、いつもより泣きやすくなることがあります。大切なのは、不快感を少しでも和らげながら、安心できる環境を整えることです。
歯茎をやさしく冷やす
歯茎のムズムズ感が気になるときは、冷やしたガーゼや、冷蔵庫で少し冷やした歯固めを使う方法があります。冷たさによって歯茎の違和感がやわらぎ、赤ちゃんが落ち着きやすくなる場合があります。
ガーゼを使う場合は、清潔なものを水で湿らせ、軽く冷やしてから歯茎にやさしく当てます。氷を直接口に入れる、冷凍庫で硬く凍らせたものを与えるといった方法は、口の中を傷つける可能性があるため避けましょう。
歯固めを使う
歯固めは、赤ちゃんの「かみたい」という欲求をサポートするアイテムです。歯ぐずりの時期に口の中の違和感を落ち着かせる助けになることがあります。
選ぶときは、赤ちゃんが持ちやすい形か、洗いやすい素材か、誤飲しにくい大きさかを確認しましょう。使用前後は清潔に保ち、汚れや破損がある場合は使用を控えることが大切です。冷やして使えるタイプもあり、赤ちゃんによって好みが分かれるため、無理に使わせる必要はありません。
抱っこや環境を整えて安心させる
歯ぐずりで不機嫌なときは、抱っこをする、やさしく声をかける、部屋を少し暗くする、音や刺激を減らすなど、赤ちゃんが安心しやすい環境を整えてあげましょう。
室温や湿度も赤ちゃんの機嫌に関わります。暑すぎる、寒すぎる、乾燥しているといった環境では、赤ちゃんが眠りにくくなることがあります。寝る前は、ゆったり過ごせる時間を作るとよいでしょう。
鼻づまりなど別の不快感も確認する
歯ぐずりと風邪、鼻水、鼻づまりが重なると、赤ちゃんはさらに不機嫌になる傾向にあります。特に寝る前に鼻がつまっていると、呼吸がしづらくなり、寝つきの悪さにつながることも多いです。
鼻水や鼻づまりが強いと、歯ぐずり以外の不快感も重なり、眠りにくくなることがあります。まずは、ティッシュやガーゼで鼻の周りをやさしく拭き取り、清潔に保ちながら呼吸しやすい状態を整えることを優先しましょう。
それでも鼻水が気になって苦しそうな場合は、必要に応じて鼻水ケア用品を活用する方法もあります。たとえば、寝る前のケアでは、赤ちゃんの負担になりにくい方法を選びながら、鼻まわりを整えるケアを取り入れることも選択肢の一つです。
歯ぐずりで寝ないときはどうする?
歯ぐずりで寝ないと感じることは、赤ちゃんの成長過程では珍しくありません。歯茎のムズムズや違和感に加えて、眠いのにうまく眠れない、部屋が明るい、刺激が多い、鼻がつまっているなど、複数の要因が重なることで寝つきにくくなることがあります。
寝る前は、赤ちゃんが落ち着きやすい環境を整えることが大切です。部屋を暗めにする、テレビやスマートフォンなどの刺激を減らす、抱っこや声かけで安心させる、歯茎をやさしく冷やすなど、無理のない範囲で眠りにつきやすい流れを作ってみましょう。
歯ぐずりの時期は、一時的に睡眠リズムが乱れることもあります。いつもより寝つきが悪かったり、夜中に起きやすくなったりしても、すぐに生活リズムが崩れたと焦る必要はありません。赤ちゃんの様子を見ながら、できる範囲で落ち着ける環境を整えてあげましょう。
一時的に歯ぐずりによる寝つきの悪さが見られるケースもありますが、歯が生えてくるにつれて落ち着く場合もあります。
歯ぐずりが始まったら親が気をつけたいこと
歯ぐずりの時期は、赤ちゃんの泣き方や機嫌の変化に振り回されやすいものです。ただ、「全部歯ぐずりのせい」と考えてしまうと、体調不良のサインを見落としてしまう可能性があります。口の中の様子だけでなく、授乳量や睡眠、機嫌など普段との違いもあわせて確認しましょう。
歯ぐずり以外の体調不良に注意する
歯ぐずりでは、機嫌の悪さやよだれ、かみたがる様子などが見られることがあります。一方で、高熱が続く、激しい下痢がある、嘔吐を繰り返す、ぐったりしているといった症状は、別の病気が関係しているかもしれません。「歯が生える時期だから大丈夫」と決めつけず、普段と違う様子がないか確認しましょう。
病院へ相談したほうがよいケース
「水分がとれない」「授乳量が明らかに減っている」「呼吸が苦しそう」「胸やお腹を大きく動かして呼吸している」「高熱が続く」「ぐったりして反応が弱い」といった場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
歯茎の腫れが強い、口の中に傷やできものがある、歯の生え方が気になる場合は、小児科や歯科で確認してもらうと安心です。不安なときは家庭だけで抱え込まず、専門家に相談しましょう。
まとめ
歯ぐずりは、赤ちゃんの乳歯が生える前後に見られる成長過程の一つです。生後6か月ごろから始まることが多いものの、時期には個人差があります。よだれが増える、物をかじる、寝つきが悪くなる、機嫌が不安定になるなどの変化が見られたら、歯ぐずりの可能性があります。
家庭では、冷やしたガーゼや歯固めを使って歯茎の違和感をやわらげたり、抱っこや声かけで安心できる環境を整えたりすることが大切です。鼻づまりが重なっているときは、鼻まわりを清潔にし、呼吸しやすい状態をサポートしましょう。
一方で、高熱や激しい下痢、呼吸の苦しさ、授乳やミルクが十分にとれない状態などがある場合は、歯ぐずりだけとは限りません。赤ちゃんの全身の様子を見ながら、不安なときは小児科や歯科へ相談しましょう。


