赤ちゃんが人見知りをするのはなぜ?理由と対処法をご紹介
赤ちゃんはある一定の時期から、知らない人や慣れない人に会うと人見知りをすることが多々あります。具体的には、不安な表情を見せたり、陰に隠れたりする行動を指します。では、なぜ赤ちゃんは人見知りをするのでしょうか。
本記事では、赤ちゃんが人見知りをする理由、時期はどのぐらいかといった基礎知識のほか、人見知りが始まったときの対処法もご紹介します。事前に知っておくことで、保護者の方の気持ちも楽になるかもしれません。ぜひ最後までチェックしてくださいね。
目次
赤ちゃんの人見知りとは?
なぜ赤ちゃんは人見知りをするの?
好奇心と不安な気持ちの葛藤があるから
視力が上がって保護者を認識できるようになったから
保護者に安心感を持っているから
人見知りをする時期はいつ?
人見知りが始まったときの対処法
赤ちゃんのペースに合わせる
泣きだしてもすぐ引き離さず様子を見る
相手と家族が仲良しな姿を見せる
外部の人と触れ合う機会を増やす
人見知りすることを事前に知らせておく
まとめ
赤ちゃんの人見知りとは?
赤ちゃんに見られる“人見知り”とは、ママやパパといった保護者以外の知らない人や慣れていない人に対して不安な表情を見せたり、避けたり、場合によっては泣き出してしまう様子を指します。久しぶりに会う祖父母や親戚に対して人見知りをする赤ちゃんもいます。後ほど触れますが、大人の人見知りとは意味合いが異なるのが特徴です。
今までは誰に会っても抱っこされても笑顔だったのに、突然このような行動が見られると保護者としても不安ですよね。ただ、赤ちゃんの人見知りはずっと続くものではなく、一過性のものであるのがポイントです。成長と共に体や気持ちに変化が現れ、赤ちゃん自身が慣れない人にどう対応したら良いか分からなくなっています。
前提として、赤ちゃんの人見知りは成長の証です。決してネガティブなものではないので、安心してくださいね。
なぜ赤ちゃんは人見知りをするの?
なぜ赤ちゃんは、知らない人や慣れていない人に対して人見知りをするのでしょうか。体や気持ちの成長に着目しつつ、見ていきます。
好奇心と不安な気持ちの葛藤があるから
赤ちゃんの心の中に、保護者以外に対する好奇心と、知らない人は怖いという不安な気持ちの葛藤があるのかもしれません。
知らない人や慣れない人に出会ったときに出る人見知りの様子は、赤ちゃんによって千差万別です。出会ってすぐは人見知りするものの少し時間が立つと馴染める子もいれば、保護者以外の人が視界に入るだけで不安な気持ちになってしまう子もいます。様々な気持ちが入り交じって混乱や葛藤をしているため、叱るのではなく優しく見守ってあげましょう。
視力が上がって保護者を認識できるようになったから
新生児の視力は0.01~0.02と非常に弱いものです。視力は生後1ヶ月辺りから発達していき、生後6ヶ月前後でやっと0.1~0.2になります。このぐらいの視力になると、ご家族の顔もきちんと認識できるようになります。
ただ、普段一緒にいる人の存在をしっかり認識できる反面、その他の人に対して不安な気持ちを抱いてしまうことも。
ご家族に抱っこされているときは全然問題ないのに、抱っこをやめたり他の人に触れられたりして泣く場合はこのパターンが当てはまるでしょう。
保護者に安心感を持っているから
赤ちゃんは生まれながらにして、自身を守ってくれる人に安心感を覚える性質があります。これを愛着と呼び、その心理から起こす行動を愛着行動と言います。
例えば、ママやパパの姿が見えなくなると不安を感じて追いかけてくる“後追い”や、抱っこをしているのにしがみついてくる行動もその一種です。この行動は成長後に重要になってくるため、保護者は何も不安に感じる必要はありません。赤ちゃんの人見知りは、保護者に対して愛着があるからこそ現れるものであり、順調に成長していると解釈して大丈夫です。
人見知りをする時期はいつ?
早いと生後4ヶ月辺りから人見知りが始まり、ピークは生後6~7ヶ月前後と言われています。視力がある程度しっかりしてきて、ママやパパに愛着行動を示す時期と重なっていますね。
赤ちゃんの人見知りが終わる時期は、大体1歳~1歳6ヶ月頃です。ただ、かなり個人差があるためあくまでも目安として捉えておきましょう。大人になっても人見知りをして泣き出してしまう人はいないため、目安の時期以降で人見知りしていても過度に心配しなくて大丈夫です。人見知りも個性だと割り切ると、保護者の気持ちも楽になるでしょう。
人見知りが始まったときの対処法
赤ちゃんの人見知りが始まった際は、具体的にどのように対処したら良いのでしょうか。どのような行動を取るべきか、1つずつ見ていきます。
赤ちゃんのペースに合わせる
赤ちゃんの人見知りはたまたまタイミングが悪くて、発動する場合もあります。
たとえば、たまたまお腹がすいていた、眠かった、挙げられます。赤ちゃんの体調やペースを考えず、外出したり知らない人に合わせたりしてしまうと、ますます機嫌が悪くなってしまうなんてことも。
わが子の人見知りに悩んでいる場合は、赤ちゃんの機嫌がよさそうな時に人に合わせるのも一つの手です。
泣きだしてもすぐ引き離さず様子を見る
赤ちゃんが他の人に抱っこされて泣き出したら、すぐに赤ちゃんを離さず様子を見てみましょう。
赤ちゃんが泣いたのは戸惑いだけではなく、好奇心からかもしれません。しかし、すぐに離してしまうと、赤ちゃんは「やっぱりこの人は怖い人かもしれない」と感じ、人見知りを強くしてしまうことがあります。
焦る気持ちはわかりますが、もし赤ちゃんが泣き止まないときでも、「大丈夫だよ」と優しく声をかけて、安心させてあげてください。
相手と家族が仲良しな姿を見せる
赤ちゃんは家族が笑顔でいると安心し、心を落ち着かせることができます。この心理を応用して、相手と笑顔で接してみましょう。赤ちゃんはその様子を見て、「自分の家族と仲良く話している人は怖い人ではない」と認識します。
逆に赤ちゃんを泣かせまいと意気込みすぎると、その緊張感が赤ちゃんにも伝わってしまうので注意が必要です。
無理に頑張りすぎず、穏やかな空気づくりを心掛けるようにしましょう。
外部の人と触れ合う機会を増やす
赤ちゃんが人見知りをするのは自然なことですが、早い段階から他の人との接触を増やすことで、徐々に慣れさせることができます。
たとえば、保育園や幼稚園に通い始めると、様々な年齢の子どもや大人と一緒に時間を過ごす機会が増え、人見知りが少なくなるとされています。また、公園やスーパーなど日常の場所で他の人と触れ合うことも効果的です。
さらに、直接会えないときは、写真やビデオ通話を使って間接的に他の人との接触を持たせるのもおすすめです。
人見知りすることを事前に知らせておく
久しぶりに会う祖父母や親戚などに対して、泣いたり保護者の側から離れなかったりすると、仕方がないと思いつつもなんだか相手に申し訳なく感じてしまいますよね。
赤ちゃんに配慮を求めるのはもちろん難しいため、事前に人見知りすることを伝えておくのがおすすめです。一過性のものでありずっと続くわけではないことも合わせて伝えると、相手も気持ちが少し楽になるはずです。
まとめ
赤ちゃんの人見知りは、成長した証拠です。一過性でずっと続くわけではないので焦らず優しく見守ってあげましょう。赤ちゃんが人見知りで大泣きしてしまうことがあります。長時間泣き続けると、赤ちゃんの鼻が詰まって不快感を覚えることも。
こうした時に、鼻吸い器をつかうことで赤ちゃんの不快感を和らげることができます。お出かけ先にも手軽に持ち運べるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。