赤ちゃんとの添い寝にはどんな効果がある?メリットとデメリットを徹底解説

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赤ちゃんとの触れ合いを増やす添い寝には、さまざまなメリットがあります。しかし、メリットだけでなくデメリットもあるため、安全に添い寝するには対策が必要です。

この記事では、赤ちゃんとご家族が添い寝することで得られるメリットとデメリットを中心に解説しつつ、安全に添い寝する方法をお伝えします。

目次

添い寝を始める時期は決まっていない
添い寝をするメリット
 親子関係を豊かにする
 すぐに授乳できる
 赤ちゃんが安心して眠れる
添い寝で発生するデメリットと注意点
 ひとり寝が難しくなる
 転落や窒息の危険性がある
 眠りが浅くなる
安全な添い寝のやり方
 布団を使う場合
 ベッドで眠る場合
まとめ

添い寝を始める時期は決まっていない

添い寝を始める時期は、明確には決まっていません。大体生後1か月ごろから始めるとよいといわれていますが、安全性を確保できるならいつでも問題ありません。

赤ちゃんのご家族が添い寝したまま眠ってしまうと、添い寝している方の寝返りや、大人用の分厚い敷布団の下敷きになってしまうことがあります。圧迫や窒息による事故の危険性があるため、添い寝中は常に注意しなくてはなりません。

赤ちゃんは痛みや苦しみを表現できないため、自由に動けるようになるまでの添い寝は寝付くまでにしましょう。寝付いてからベビーベッドなどに移動するようにすれば、安全に添い寝できます。

添い寝をするメリット

赤ちゃんと添い寝すると、赤ちゃんだけでなくご家族にもよい影響があります。添い寝で得られるメリットについて知っておきましょう。

親子関係を豊かにする

生まれたばかりの赤ちゃんは、泣くことでしか自分の気持ちを伝えられません。また、眠りが浅く、ちょっとしたことで目を覚ましてしまいます。夜中にぼんやり目を覚まして、不安から泣き出すのもよくあることです。

夜中に目を覚ましても、保護者のぬくもりを感じられると、安心して眠れるようになります。夜泣きしても気持ちが安定しやすい分、寝つきやすくなるでしょう。自分の面倒を見てくれる家族を近くに感じられる添い寝は、お互いの絆を強めてくれます。

すぐに授乳できる

赤ちゃんは生まれたばかりのころは、生活リズムが安定していません。夜中にミルクを求めて泣くこともよくあります。このとき、ご家族が添い寝していればそのままミルクを上げることもできます。これも添い寝のメリットです。

育児に疲れた体を休ませつつスキンシップが取れるうえに、寝かしつけもそのままできます。育児で発生する負担を軽減する効果が期待できるでしょう。赤ちゃんのお世話をするご家族は、慢性的な睡眠不足に陥りがちです。添い寝で体力を温存しつつお世話することも、健康的な育児のためには必要といえます。

赤ちゃんが安心して眠れる

赤ちゃんがご家族と別の布団で寝かせようとすると、布団に降ろした瞬間泣き出すことがあります。添い寝なら抱っこしたまま眠れるため、寝かしつけの手間や負担を軽減する効果も期待できるでしょう。

抱っこから放すとすぐ泣く子でも、そのまま眠れる添い寝なら同じ布団や近くのベッドに寝かしつけられます。寝つきが悪い赤ちゃんも安心して眠れるのも、添い寝のメリットです。

添い寝で発生するデメリットと注意点

添い寝は赤ちゃんとご家族の絆をはぐくむ一方、デメリットもあります。メリットを最大限受けるには、メリットだけでなくデメリットに対する理解や対策も必要です。次は添い寝で発生するデメリットについて解説しつつ、その対策方法や注意点をお伝えします。

ひとり寝が難しくなる

添い寝は赤ちゃんが安心して眠れる環境を整えられるため、寝かしつけを楽にしてくれます。一方、赤ちゃんにとって家族が一緒に寝てくれる環境が不通になると、ひとりで眠ってくれなくなる恐れがあります。

ひとり寝が難しくなる状態を防ぐには、ひとり寝の練習が有効です。お昼寝のときなどはひとりで寝かせるようにしておきましょう。なお、ひとり寝のときは窒息の危険を防ぐため、鼻や口を覆ってしまうようなものを置かないようにする必要があります。

赤ちゃんの睡眠中の事故は、添い寝するときはもちろん、ひとり寝のときも欠かさず対策しておきましょう。

転落や窒息の危険性がある

大人用ベッドで一緒に寝る場合に発生するのが、転落事故のリスクです。大人用ベッドは、ベビーベッドのような高い柵はありません。寝ているうちに落ちてケガをする恐れがあります。

また、赤ちゃんがご家族や大人用の寝具の下敷きになると、圧迫や窒息の危険性もあります。赤ちゃんは非常に非力です。大人の体はもちろん、掛布団すら自力で払いのけられません。

月齢や体の成長により、自分の体勢を変えられない時期もあるため、添い寝から思わぬ事故につながってしまったケースもあります。このような事態を避けるには、赤ちゃんの安全性を確保できる寝具や対策が必要です。

眠りが浅くなる

ご家族のなかには、添い寝中の危険から赤ちゃんを守ろうとするあまり、眠れなくなってしまう方もいます。また、眠れても些細な違和感や物音で起きてしまう方もいらっしゃるでしょう。

一緒に寝ているご家族の眠りが浅くなるリスクがあるのも、添い寝のデメリットです。育児中の寝不足は、さまざまなトラブルや体調不良につながります。添い寝の際は、赤ちゃんの寝つきや睡眠時間だけでなく、ご家族の眠りを守るための対策も行っておきましょう。

安全な添い寝のやり方

添い寝のメリットを最大限に活かしつつ、デメリットのリスクを防ぐには、事前の対策が有効です。安全な添い寝のやり方を、寝具別にご紹介します。ご家庭によりできる対策が異なるため、できるものがないか探してみてください。

布団を使う場合

布団を使う場合は、赤ちゃん用の布団を含めた寝具一式と、大人用を分けて使いましょう。

赤ちゃんの体はとてもやわらかく、非力です。大人用の布団だと体が沈み込んでしまうため、寝返りなどが難しくなります。また、うつぶせ寝になったときに、うまく起き上がれず顔が埋まってしまうこともあり、危険です。

赤ちゃん用の布団や枕は、赤ちゃんが動きやすいよう固めに作られています。また、掛布団などは軽いため蹴飛ばして顔などにかかっても、赤ちゃんの力でどかせるため安全です。

赤ちゃん用の布団などは、大人用布団の隣に置き、一番端に赤ちゃんが来るように並べましょう。上のお子さんがいる場合は、赤ちゃんを一番端っこにしつつ、大人の家族がすぐ隣に来るように配置します。

赤ちゃんを端っこにすることで、大人のご家族や上のお子さんが寝返りをうつときに、赤ちゃんを巻き込むのを防ぐ効果が期待できます。

寝返りをうつとその時にはいだ掛布団が赤ちゃんに係ることもあるため、ご家族の体だけでなく寝具も赤ちゃんから距離を取りましょう。赤ちゃんの周りに窒息や圧迫の危険につながるものを、極力置かないようにするのが、デメリット対策の基本です。

ベッドで眠る場合

ベッドで眠る場合も、布団と同じく赤ちゃんの周りに危険なものを置かないようにします。

ベビーベッドの場合は隣に並べて眠るか、赤ちゃんが寝てから移動させましょう。また、ベッドインベッドを使うのも有効です。ベッドインベッドを使う場合は、寝返りによる事故対策のために高さのあるサイドフレームを使いましょう。

ベッドインベッドは、幅が狭めかベルトなどで固定できるタイプが便利です。うつぶせ寝になっても赤ちゃんの窒息を予防できます。

大人のベッドで添い寝するときは、大人の寝具を赤ちゃんに使うことになるため、ある程度成長してからにした方がよいでしょう。赤ちゃんが体をしっかり動かせるようになってから添い寝を開始した方が、事故を予防できます。

まとめ

赤ちゃんの添い寝には、メリットとデメリットがあります。添い寝をするときは、メリットを最大限に受けられるようにするためにも、デメリット対策をしっかり実施しておきましょう。

また、赤ちゃんや小さいお子さんは、ときに寝る前や寝ているときに体調を崩すときがあります。睡眠の邪魔にならない場所に、鼻吸い器などの応急処置に使える道具を用意しておくと、より安心です。

寝具だけでなく、万が一のときにあると便利な道具の購入もご検討ください。

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